畳に耳あり障子に目あり

オタクがアニメやポケモンの話をするだけの落書帳

私的2021夏アニメランク

☆はじめに

 夏アニメも終わったので個人的なランクとちょっとした感想をまとめました。完全にぼくの主観であり、ぼくの好みでランク付けしているので、「いや、それはおかしい」と思っても目をつぶっていただければと思います。例えば、ぼくは序盤よりも終盤の内容を重視して評価しているので途中までゴミで最終話だけよかったとしても評価が高くなります。逆もまた然り。終わりよければすべてよしと思っているというのもありますが、最終話を迎えるころには序盤の内容を覚えていないというのもある。

 それにしても今季は異世界ものが多すぎませんか?1クールに8本もあるのは流石にやりすぎ。別に異世界ものが嫌いっていうわけではないですが、限度というものはある。最近はハーレムものといえば異世界になっちゃいましたが、古き良き学園ファンタジー系ハーレムみたいなのもたまには見たいですね。最近、六畳間の侵略者!?を見たんですが、こういうアニメもたまにはやって欲しい。流行り廃りがあるとはいえこの手のアニメってここ数年で絶滅しちゃいましたよね。もしかしたら異世界というジャンルも数年後には見る影もなくなっているのかもしれないね。

 

☆ランク表

S

かげきしょうじょ!!

 

A+

死神坊ちゃんと黒メイド

 

A

不滅のあなたへ(2クール目)

小林さんちのメイドラゴンS

 

A-

東京リベンジャーズ(2クール目)

魔入りました!入間くん(第2シリーズ)(2クール目)

平穏世代の韋駄天達

 

B+

カノジョも彼女

うらみちお兄さん

トロピカル~ジュ!プリキュア(3クール目)

女神寮の寮母くん。

RE-MAIN

ジャヒー様はくじけない

ぼくたちのリメイク

EDENS ZERO(2クール目)

精霊幻想記

白い砂のアクアトープ

極主夫道

ひぐらしのなく頃に

 

B

出会って5秒でバトル

転生したらスライムだった件(第2期/第2部)

現実主義勇者の王国再建記

ラブライブ!スーパースター!!

魔法科高校の優等生

ピーチボーイリバーサイド

SHAMAN KING(2クール目)

探偵はもう、死んでいる。

月が導く異世界道中

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X

ヴァニタスの手記

ドラゴンクエスト ダイの大冒険(4クール目)

100万の命の上に俺は立っている 第2シーズン

 

ショート

アサルトリリィ ふるーつ

せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ 第3期(4クール目)

指先から本気の熱情2-恋人は消防士-

 

B-

ポケットモンスター(8クール目)

チート薬師のスローライフ異世界に作ろうドラッグストア~

迷宮ブラックカンパニー

BLUE REFLECTION RAY/澪(2クール目)

NIGHT HEAD 2041

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ 外伝 2nd Season

ぶらどらぶ

D_CIDE TRAUMEREI THE ANIMATION

SCARLET NEXUS

 

ショート

戦乙女の食卓Ⅱ

 

C

ゲッターロボ アーク

Sonny Boy

 

ショート

俺、つしま

ダイナ荘びより(2クール目)

 

放送途中

がんばれ同期ちゃん

月曜日のたわわ2

 

番外編

Pokémon Evolutions S

 

 

目安

S:覇権

A+:覇権候補

A, A-:生きがい

B+:面白い

B:普通

B-:キツイ

C:ちんぽ

 

☆個別感想

※ネタバレあり

 

S

かげきしょうじょ!!

 ”紅華歌劇音楽学校”に通う少女たちによる青春スポ根ストーリー。主人公はさらさ(CV:千本木彩花)と愛(CV:花守ゆみり)ですが、他のサブキャラクターたちにもメイン回が用意されており、わりと群像劇っぽい感じです。さらさの才能は破格ですが、それに負けないくらい周りのキャラクター達も魅力があるので張り合いがでていていい感じです。基本は青春群像劇ですがギャグや百合描写も備えており、満足度の高い作品でした。あと、千本木彩花の演技力の高さにビビリ散らかしました。キャスティング◎。

 序盤はさらさと愛がメインで描かれており、二人の関係の変化を楽しみながら見ていました。過去のトラウマから人間不信になっていた愛がさらさによって救われたシーンはあら^~って感じ。とはいえ、愛の過去が結構えげつなくてビビりました。未だかつて幼女へのセクハラをここまでガッツリ描いた作品があっただろうか。あんなことされたらそりゃ人間不信にもなりますわ。

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男の人にキスされたら妊娠しちゃうからお腹をぐるぐる巻きにして防ごうとしているロリ愛ちゃん。このシチュエーションえっちだけどそういう問題ではないんだよな

それにしても、なぜクールキャラはデレるとポンコツになってしまうのだろうか。さらさ→愛は友人って感じですけど、愛→さらさはなかなかの巨大感情を抱えてそうでいいですね。

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さらさのために一番くじを引きまくる愛ちゃん

あと、デレた後は愛のモノローグが語り手となっているのも愛の心境の変化が汲み取れてよかったです。さらさはさらさでバックボーンが結構細かく描写されており、物語にがっつり絡んでいました。歌舞伎と歌劇を繋げてくるのはセンスあるよな。さらさのコピー能力の高さの説明にもなりますし、今後コピーからどう脱却していくのかも見ものです。

 中盤はサブキャラクターたちの個人回がメインになっていました。さらさと愛が仲良くなってこれからというところで他のキャラに焦点を当て始めたときはもったいなさを感じましたが、そんなことどうでもよくなるくらいどのエピソードも面白かったです。個人的に好きなのは彩(CV:佐々木李子)のエピソードと薫(CV:大地葉)のエピソード。彩の過食嘔吐のシーンもなかなかエグかったですが、こういう負の描写もきちんとやってくれるのは好感が持てます。あと、小野寺先生(CV:飛田展男)が彩を励ますシーンで泣いてしまった。自分を変えるきっかけに巡り合えるかどうかっていうのは大事だよな。一方の薫のエピソードはすごく綺麗にまとまっていて話の完成度が高かったです。これもオチを見たときに泣いてしまった。あんな粋スギィ!な演出されたら泣いてしまうわ。あと、個人回のときにそのキャラが歌う別バージョンのEDを流すのも粋な演出だったと思います。伴奏が同じで歌詞違いの曲ってなかなか見ない気がする。また、中盤で一通りキャラの掘り下げをしてくれるので、この後のロミオとジュリエットのオーディションがより面白くなってたんじゃないかと思います。過程がちゃんとしてるからこそ、オーディションに緊張感が生まれるんだよな。彩がジュリエットに選ばれたの見てこっちも嬉しくなっちゃったもんな。

 質アニメっていうのはこういうアニメのことを指すんだろうなと思うくらいクオリティの高い作品でした。こういうアニメこそ2期をやって欲しいけどなあ。

 

A+

死神坊ちゃんと黒メイド

 J.C. STAFFの3DCGラブコメ作品は神ってはっきりわかんだね。PVを見た段階では「えっちぃ描写があるっぽいのに3DCGはなあ」と思っていましたが、このアニメはそういう作品ではありませんでした。確かにアリス(CV:真野あゆみ)から坊ちゃん(CV:花江夏樹)への逆セクハラは頻繁に行われていましたが、触れられないというもどかしさと本当に触れてはいけないというドキドキ感で”えっちだ…”という感情は吹き飛んでいきました。後から思えば3DCGのほうがこの作品の雰囲気に合ってたかもしれない。

 魔女によって触れたもの全てを死なせてしまうという呪いをかけられてしまった坊ちゃんとそんな坊ちゃんを支えるメイドのアリスの日常を描くラブコメなんですが、お互い触れ合うことができないというのは新感覚でした。見ているこっちまでもどかしくなってしまう。しかも、アリスがギリギリを攻めようとするので坊ちゃんだけでなく見ているこっちまでハラハラしてしまう。他の作品では味わえないこのドキドキがこの作品の魅力だと思います。基本的にアリスが坊ちゃんをからかう描写が多いですが、坊ちゃんもアリスへの愛を一切隠さないところがいいんだよな。で、たまに不意打ちでアリスが赤面するのがさらにいいんだよな。

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坊ちゃん「アリスに好きっていうのは僕だけがいい」

本人が目の前にいないとはいえ恥ずかしげもなくこんなセリフを言えるのがいいよな。そして実はそれを本人が聞いているというシチュエーションが神

2人が愛し合ってるからこそ魔女の呪いがもどかしい。あと、坊ちゃんがキメるところはしっかりキメてくれるのがよい。最終話で母親の前でアリスが好きだと宣言する坊ちゃんはガチでカッコよかった。ラブコメは主人公の魅力で面白さが決まるって古事記にも書いてありますからね。

 1話の段階でお互い好感度MAXだったので、好きになったきっかけを知りたいと思っていたんですが、要所要所の過去回想でしっかり回収してくれました。8話の回想とかガチ泣きしましたもん。お互い支え合ってる関係性が素敵なんだよな。

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「あなたのことを愛してる人もいるんです!」

アリスが感情を剝き出しにする描写に心を打たれてしまった。この後、坊ちゃんがアリスへの好意を口にするところで興奮して台パンしてしまった

 坊ちゃんの周りの人物がみんないい人なのも坊ちゃんにとっても救いだったんじゃないかと思います。弟のウォルター(CV:内田雄馬)もなんだかんだいい奴だしな。日誌を巡るザイン(CV:神谷浩史)とのやり取りも最高だった。

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「君やカフに迷惑を掛けられない。僕だってカフに何かあったら嫌だし、もしアリスを脅しに使われたら僕もきっと同じことをした。君たちが大切な友人だからこそそれは燃やしてくれ。」

坊ちゃんがイケメンすぎる

カフ(CV:倉持若菜)とザインの関係もいいですよね。サブキャラ同士で色恋沙汰があるアニメは名作って進研ゼミで習ったんでね。今後どう進展していくのかわたし気になります!

 たたみ的今季イチオシアニメだったので続編制作決定はマジで助かる。呪いの件や実家の件など未回収の問題はまだまだありますが、坊ちゃんとアリスがどうやって乗り越えていくか楽しみです。あと、続編はちゃんとテレビアニメでやってくれよな。たのむよ~。

 

 

A

不滅のあなたへ(2クール目)

 1クール目のグーグー編のエピソードがあまりにもよかったので、失速しないか心配していましたが、2クール目も面白かったです。1話を見たときはまさかこんな内容になるとは思っていませんでした。半年に1本くらいはこういう悲しい物語が欲しいですよね。

 ジャナンダ島編での最初の衝撃はフシがパロナ(CV:内田彩)に変身したことでしょう。グーグー(CV:八代拓)のときもそうですが、実際に死の瞬間を目撃しなくとも、変身によってその死を知ってしまうのがあまりにも辛すぎる。普通は変身対象が増えてその分使える能力が増えていくのはいいことなんですが、この作品にとってはそうとは言い切れないのがポイントですね。

 ジャナンダ島編のメインキャラであるトナリ(CV:稲川英里)のファーストインプレッションはあまりよくなかったですが、フシ(CV:川島零士)との交流を重ねるにつれて愛着が湧いてきました。普段飄々としているキャラが内に秘めているものが見えてくるとグッとくるものがありますね。トナリ一行や島の住人たちと協力してノッカーを撃退した後はいい感じの雰囲気になっていましたが、当然幸せな時間が続くはずもなく。ノッカーによってトナリの仲間たちがゾンビにされていく様子を見て、この世界はなんて残酷なんだと胸が痛くなりました。全滅しなかったのが唯一の救いなのかもしれないけど、また自分に関わった人たちが死んでいくのを見せつけられたフシのショックは計り知れない。一応、トナリは生き延びましたが今後再登場したりするんですかね。次にトナリを見るのがフシが変身した姿でないことを願うばかりです。

 そして忘れてはならないのはメインヒロインのピオラン(CV:愛河里花子)の存在です。最初はネタでメインヒロインって言ってましたけど、これは完全にメインヒロインでしょ。思い返してみるとフシに教養をつけたのもピオランですし、ピオランがいなかったら今のフシはいないですからね。だからこそ認知症になってしまったピオランを見るのが辛すぎた。それでも、最終話で死の間際に観測者に「今度はもっとフシの役に立つものへと生まれ変わらせてくれ」と願ってるシーンで泣いてしまった。大事な人との別れが多い作品ですが、それ以上に人間の温かさを感じる作品でした。

 来年の秋には2期がやるということで今から楽しみで仕方ない。Eテレだとわけのわからない放送日程を組まされるリスクがあるとはいえ、積極的に続編を作ってくれるのはありがたいですね。

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若いころのピオランがマジで可愛くて草だった

 

小林さんちのメイドラゴンS

 あの神アニメが4年半ぶりに帰ってきました。放火事件もあって久しぶりの京アニ制作のテレビアニメとなりましたが、京アニの復活を感じさせる素晴らしいクオリティでした。戦闘メインをメインにしてる他の今季アニメよりも日常メインのこのアニメのほうが動いてるっていうのもおかしな話ですけどね。亡くなった武本監督が残してくださったアニメメイドラゴンの世界がしっかり受け継がれていてよかったです。

 2期になって一番の変化はイルル(CV:嶺内ともみ)の加入だと思うんですが、あんまり出番がなかったような気がしなくもない。敵対するのかと思ったら一瞬で和解したしな。それだけ小林さん(CV:田村睦心)がすごいということでもあるけど。それにしても胸がでかすぎないか?奇乳は抜けないってそれ一番言われてるから。とはいえデカい乳を活かしたタケト(CV:下野紘)との絡みは面白かったです。もっとイルルの活躍の場を作るために3期をやらないか?

 2期はキャラの深堀りをする話も多かった気がします。トール(CV:桑原由紀)とエルマ(CV:高田憂希)の過去なんかは結構印象に残りました。普段は煽り合っていますがなんだかんだ仲良しじゃんね。この回以降二人の関係が改善されていい感じになってました。あと、メイドラゴンは個別回が強い。9話のエルマメイン回や10話のカンナ(CV:長縄まりあ)メイン回とかがそうですが、そのキャラの可愛さが一番引き立つような内容になっています。キャラが可愛いだけじゃなくてそのキャラの可愛さをどう生かすかが日常アニメの実力がでるところだよな。ぼくはカンナちゃんが一番好きですが、2期を見てたらエルマの株がグッと上がりました。カンナちゃんはキャラ性能だけでtier1だと思っていますが、エルマはエピソードも絡めての評価なのでやっぱエピソードの内容も重要なわけですよ。ちなみにメイドラゴンのキャラで一番”可愛い”のは翔太くん(CV:石原夏織)だと思ってます。ルコアさん(CV:髙橋ミナミ)と翔太くんのいい感じのおねショタ本ありませんかね?メイドラゴンのおかげでおねショタの良さが分かったと言っても過言ではない。ただ、ぼくはショタのちんこは小さい方がいいと思っているせいでなかなかいいおねショタに出会えないんですよね。ショタだろうが竿はデカく描かれやすいので。それだけがネック*1

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翔太くんではどう頑張っても逆転できなさそう

 メイドラゴンは日常アニメの中でもトップクラスだと思っているのでぜひとも続きが見たい。2期は結構シリアスなシーンが多めだったのが気になりましたが、全体を見て見ればかなり面白かったので信頼できる作品には違いない。

 

A-

東京リベンジャーズ(2クール目)

 1クール目のラストでヒナ(CV:和氣あず未)の死を目の当たりにしたたけみっち(CV:新祐樹)がついに覚醒しました。序盤でボコられてたのが噓であるかのような精神力を身に付けて頼りになる男になっていました。マイキー(CV:林勇)とはまた違うカリスマ性を感じる。あと、1クール目の頃から思ってたんですけど、たけみっち(未来)が現代に戻っている間のたけみっちがすげえ気になるんだよな。気付いたらいきなりトーマンのメンバーになってるとか恐怖でしかないと思うんだけど。振る舞いの違いでたけみっちが未来から来ていることに気付くキャラとかがいると面白そうですよね。

 2クール目のメインは血のハロウィン事件ですが、それに先立ってマイキーたちの過去が描かれました。一虎(CV:土岐隼一)と場地(CV:水中雅章)がマイキーの兄を殺したというのも衝撃でしたが、それ以上にパーちん(CV:木村昴)がトーマンの創設メンバーであることに驚きを隠せませんでした。おまえそんなに偉かったのか…。稀咲(CV:森久保祥太郎)がトーマンに加入し、稀咲を追い出す条件としてバルハラから場地を連れ戻すようにと命じられたりとたけみっちは胃が痛かったに違いない。これ結構無理難題だと思っていましたが、まあ期限までに連れ戻すことは叶わずトーマンとバルハラの抗争が始まってしまいました。たけみっちの活躍でなんとかなりそうと思っていた矢先に一虎によって場地が刺されたときには思わず「嘘だろ…」と声に出してしまった。場地が力尽きる際の千冬(CV:狩野翔)とのやり取りには思わず泣いてしまった。ペヤングで泣くとか二度と経験できない体験だったかもしれない。場地を刺した一虎はマイキーに殺されかけますが、たけみっちの説得により許されました。たけみっちはトーマンの潤滑油的存在と言っても過言ではないでしょう。そりゃたけみっちがトーマンにいなかった元の世界ではあんなことが起こってもおかしくないわ。トーマンにとってたけみっちが無くてはならない存在であることを実感したシーンでした。千冬からしてみればたけみっちはヒーローだろうしな。それにしても、こいつら本当に中学生なのか?精神年齢が中学生のそれじゃないんだよな。

 たけみっちがトーマンの壱番隊体調に任命されいよいよ物語が始まるかと思った矢先、現代に戻ったら稀咲に殺されかけるというところでアニメ終わっちゃたんですけど流石に続きやってくれるよな?衝撃の展開すぎて脳がバグったままなんですけど。原作も売れてるらしいので続編を期待せざるを得ない。ヒナが報われるのを見届けないとぼくは満足できねえよ。

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おそろいのネックレス

 

魔入りました!入間くん(第2シリーズ)(2クール目)

 私的ここ数年でまさかここまで面白くなるとは思ってなかったアニメランキング第1位に君臨しているアニメ。非美少女もので学園×ファンタジーとなると地雷臭がプンプンしてきますが、蓋を開けたら普通にアツイ感じのアニメでした。主人公に好感を持てるっていうのもポイント高いですね。入間(CV:村瀬歩)ほど不快感がない主人公はかなり珍しい。

 2クール目のメインはウォルターパーク。アブノーマルクラスのメンバーで遊びに来たわけですが、六指衆(むさしのしゅう)による破壊活動に巻き込まれてしまいます。そこで、ウォルターパークにいる人々を守るために戦うわけですが、アブノーマルクラスのメンバー全員に見せ場があって激アツでした。こいつらはモブなんかじゃなくて、一人一人個性があるんだなということを再認識させてくれるだけでなく、今まであまり知らなかった能力も見ることができて、キャラクターたちへの愛着が強くなりました。なるほど、これが”アブノーマル”かと思わずにはいられなかったね。あと、先生たちもカッコイイんだよな。主人公たちの強さを示すために先生とか上官みたいなキャラはかませにされることがよくありますが、この作品みたいに頼りがいのある圧倒的な力を見せつけて欲しいよな。そして、クラスメイトたちの活躍だけで終わるかと思っていたところで最後にしっかりキメてくれる入間がカッコいい。1クール目の悪周期入間もカッコよかったですが、素の入間くんも自分の信念に従って行動を起こして勝利を掴みとっていて惚れそうになりました。

 あと、この作品はたまに入るラブコメ要素も面白い。ウォルターパーク編の後のアメリさん(CV:早見沙織)とのデート回はニヤニヤしながら見てました。入間のことになるとポンコツ化するアメリさんが可愛すぎる。そして、入間もちゃんとカッコいいんですよね。ケガをしたアメリさんをお姫様抱っこして運ぶシーンとかキュンとしてしまった。やっぱ、このアニメの魅力は入間くんに集約されてると思うんだよな。ところで、クララ(CV:朝井彩加)は何かしてたか?このままだとヒロインの座をアメリさんに完全に奪われてしまうけど大丈夫か?そろそろクララのいい感じのエピソードを見たいですね。

 3期の制作も決定したので今後がますます楽しみです。個人的な願望を言うならばもっとくろむ(CV:東山奈央)に出番をくれ!

 

平穏世代の韋駄天達

 ノイタミナ枠。天原×クール教信者と聞いてどんなえっちな作品なんだろうかと思ってPVを見たら全然そんな作品じゃなくて面喰った覚えがあります。しかも声優のチョイスが古い!実際に見てみたらえっちなシーンもなくはなかったですが、バリバリのアクションアニメでした。冷静に考えたらせっかくのMAPPA制作なのにエロアニメなんか作るわけないんだよな。

 魔族と戦ったことが無い”平穏世代の韋駄天達”と何者かによって復活した魔族との戦いを描いた作品。戦いというと武力による戦闘を思い浮かべますが、智略、政治、陰謀と番外戦術に至るまでとにかくなんでもありという感じでした。肉弾戦はMAPPA制作であることを活かしまくったダイナミックな戦闘で迫力がありました。やっぱ戦闘シーンはこれくらい動いて欲しいけどそれは贅沢な要望なのかなあ…。肉弾戦だけなら韋駄天達の実力が規格外なのでほぼ無双状態でしたが、番外戦術のほうはそうもいかず魔族側のミク(CV:伊瀬茉莉也)にいいように振り回されていました。イースリイ(CV:緒方恵美)も有能なんですけどその上をいく賢さと残虐さで韋駄天達を翻弄しており、強敵臭がハンパなかったです。ミクをなんとかしないと韋駄天達の勝利はないですが、どうやってもミクを出し抜ける気がしないゾ…。序盤は韋駄天側が魔族相手に無双していたので無双系アニメなのかと思っていましたが、中盤以降でミクが暗躍し始めてからは一気に形勢が逆転して最終的にはイースリイとポーラ(CV:堀江由衣)が捕まって拷問されるというバッドエンドで終わるという予想しなかった結末に終わってビビりました。強大な敵に対して策をめぐらして勝利するという流れはたまにありますが、敵側が策をめぐらしてクソ強い主人公陣営をボコるっていうのは初めて見たかもしれない。敵が賢いと張り合いがあって面白いですが、ここまで賢いと勝てる気がしねえ。続きが気になるところですが、なんと原作もここでストップしてるらしいので、続きを拝めるのは当分先になりそうです。このままバッドエンドで終わるのもまあ悪くはないけどね。

 冒頭でえっちなシーンがなくはなかったと書きましたが、ダイレクトなえっちシーンというよりは女の子がボコボコにされる描写だったり、性奴隷みたいなキャラが出てくるみたいなマニアックなえっちシーンが多かった印象です。ぼくはむしろそういうえっちシーンのほうが好きなので助かる。ポーラがよくボコボコにされてた印象ですが、非常にえっちでしたね。

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えっちだ…

 

B+

カノジョも彼女

 ぼくの大好物である登場人物が全員頭おかしい系アニメ。二股してもいいか?と彼女に聞く直也(CV:榎木淳弥)も大概ですけど、それを許しちゃう咲(CV:佐倉綾音)も大概だし、二股でもいいから付き合いたいと思う渚(CV:和氣あず未)も大概だし、こんなやつに惚れるミリカ(CV:竹達彩奈)も大概なんだよな。他人の奇行にはドン引きしても、自分の奇行には奇行であることすら気付いてないのも面白い。お前がそれを言うのかみたいなやつ。このアニメに関わらずヤベー奴がヤベー奴に冷静に突っ込んでるシーンがこの世のギャグの中で一番好きかもしれない。

 作者がアホガールの人ということでぶっ飛んだ内容を期待していましたが、期待以上にぶっ飛んでました。普通に生きてたら彼女に二股することの許可をとるなんてシチュエーション思いつかないでしょ。最初から最後までギャグのキレは衰えず、放送時間(27:00~27:30)も相まってゲラゲラ笑いながら見てました。冷静に考えたら二股どころか二人の彼女とひとつ屋根の下で生活してるのもおかしいんですけど、それがさも当たり前であると思えてしまうくらいには頭おかしいギャグが詰め込まれてました。一応ラブコメらしいこともしてはいるんですけど、大事なシーンでもきっちりギャグを入れてくるのでもはや”ギャグアニメなのにラブコメっぽいことをしているというギャグ”なのかと思ってしまう。

 わざわざ二股するということは彼女が2人とも可愛くないとお話にならないんですが、咲ちゃんも渚ちゃんも可愛かったです。明るく元気な咲と健気で謙虚な渚のどっちかを選べと言われたら悩んじゃうし、二股することを選んだ直也は一番いい選択をしたのかもしれない。

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ここ択ですね@ペリカン

ちなみにぼくは咲ちゃんが好きです。バカな事にも付き合ってくれて一緒にいて楽しそう。あと、おっぱいも小さいし。

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サムネ用

ヒロイン二人の仲も良好なのでヒロイン同士でイチャついてる描写があるのもいい。まあ、咲ちゃんが渚ちゃんを気に入ってしまったせいで二股をみとめちゃったわけだけど。よく考えたら、性格もおっぱいの大きさも全然違うヒロイン二人と同時に付き合えたら一粒で二度おいしいわけですし、この設定は理にかなっているのかもしれないし、いずれはグローバルスタンダードになるかもしれない。途中参戦してきたミリカもなかなかヤバい奴でしたが、二人の対抗戦力として相応の実力を持っていたんじゃないかと思います。中盤はミリカの印象が強すぎて咲と渚の印象薄かったしな。全体を見てもミリカが一番おいしいところ持って行ったんじゃないか思います。紫乃(CV:高橋李依)は…何かしてたっけ?もっと早い段階で二股を疑う展開があればもっと出番があったかもしれないよなあ。昔直也のことが好きだったという設定は強いと思うので今後の活躍に期待したい。つまり、2期をやってくれ。

 キャラもギャグもよかったんですが、作画だけなんとかならなかったんかなあ。安達としまむらでも思っていたんですが、手塚プロダクションって顔の作画苦手なのか?特に目。ひどいときはカットごとにキャラの印象が変わるレベルで変わってたんですけど。ぼくのなかで手塚プロダクションが地雷になりつつある。

 

うらみちお兄さん

 体操のお兄さんの裏の顔を描いたギャグアニメ。おかあさんといっしょのパロディの時点で面白いですが、うらみちお兄さん(CV:神谷浩史)がめっちゃやさぐれてて笑ってしまった。でも、あれだけオンオフの切り替えがうまいの普通に尊敬するんだよな。うらみちお兄さんのみならず作中のあらゆる場面で大人の世界の闇が垣間見えて面白かったです。キャスト欄だけ見るといかにもホモアニメっぽかったので放送開始前は心配してたんですが、ホモ描写も特になく普通のギャグアニメとして楽しめました。神谷、宮野、杉田、中村の並び見たらホモアニメにしか見えないよ。バンギ、ドリュ、マンダ並みにわかりやすい並び。

 ”ママンとトゥギャザー”といういかにもなタイトルの番組の現場が舞台なので当然キッズとの絡みもあるわけですが、キッズの前でも大人の世界の闇を隠そうとしていなくて草生やしてました。キッズがうらみちお兄さんの言葉の意味を理解しているかどうかは分からないですが、あのやり取りが放送されてたら達観したキッズが量産されそう。番組のコーナーもシュールだったうえに、だいたいうらみちお兄さんが貧乏くじ引かされてて同情してました。大人は権力には逆らえないんやなって。あと、番組中で披露される曲がどれもシュールでゲラゲラ笑いながら聞いてました。「傘持ってないときに限って雨降るのなんで」とか「猫が何もない空間を見てる」とか「試食でめっちゃ美味しかったパン買って帰ると普通なのなんで」とか。どれも共感できる歌詞なので面白かったですが、作中のキッズたちは果たして喜んでるのだろうか。喜んでたらそれはそれで嫌だけど…。

 うらみちお兄さん以外もキャラが立っており、誰がメインの話でもハズレがなかったです。小学生レベルの下ネタで笑ういけてるお兄さん(CV:宮野真守)だったり、すべてが適当なディレクター(CV:堀内賢雄)だったり、この世界の公共放送局は大丈夫なんだろうか?前述した通り男同士のやり取りでも露骨なホモ描写はなかったので、ノンケでも安心して見れるのがポイント高い。もしかしたらギャグに気を取られ過ぎててホモ描写に気付いてないだけかもしれないですけどそれならそれで別にいいしな。

 シュールギャグアニメとしてはここ数年でもかなり面白かった部類だったんじゃないかと思います。最初はすぐ飽きると思ってましたが、なんだかんだ最後まで面白かったですし。ただ、このアニメ見てたらより働きたくなくなりましたね。大人の世界こわいこわいなのだ。うらみちお兄さんを見習って人前では化けの皮を被れる人間になりたいですね。きっとこの作品のギャグの裏には社会の波に揉まれているかつてのキッズたちへのメッセージが込められているんだと思うんだよな。

 

トロピカル~ジュ!プリキュア(3クール目)

 プリキュアって結構中だるみしやすいと思うんですけど今作に関してはそんなこともなく面白い話を供給してくれている感じがします。ギャグ色が強くてシリアスな回が少ないのがデカい気がする。まなつ(CV:ファイルーズあい)とローラ(CV:日高里菜)がわちゃわちゃしてるだけで面白いもんな。

 個人的に印象に残った回は第23話「南乃祭り!教えて、ローラの願いごと!」。石に願い事を書いて海に投げ込むと願いが叶うということでローラは”バタ足で泳げるようになりたい”と書いて投げ込みましたが、その石がゼッタイヤラネーダになってしまったことでみんなに願い事がバレてしまいます。当然ローラは恥ずかしがるわけですが、翌日まなつが海に連れ出してくれたおかげで無事願いを叶えることができたというオチでこの話は終わります。恥ずかしがるローラが可愛いのはもちろんですが、見られたことが泳げるようになるきっかけに繋がるのが話として綺麗だなと思って印象に残りました。トロプリはギャグだけじゃなくて一話一話の話の完成度もかなり高いシリーズなんじゃないかなと思います。もう一つ印象に残ったのは第20話「名探偵みのりん!消えたメロンパン事件!」。これはまごうことなきギャグ回ですが、くるるん(CV:田中あいみ)が放置してあったメロンパンを冷蔵庫にしまうという有能プレーが事件のきっかけになっていたというオチで笑ってしまった。やっぱどこぞのケルディオとは出来が違うんやな。まあ、そのせいでローラが「僕がさっき、食べちゃいました…」することになっちゃったんですが。

 それにしてもくるるんめっちゃ可愛くないですか?バレないように動くなと言われてみんなが帰った後も律儀にそのままの姿勢を保っていたり、飛び出したところをキュアパパイヤ(CV:石川由依)に狙撃されたりとくる虐も増えてきてより可愛さに磨きをかけてきている感じがします。マスコットキャラはこうあるべきなんだよな。なあ、ケルディオ

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フレンドリーファイアされるくるるん

 

女神寮の寮母くん。

 AT-Xだと乳首が見えちゃう系エロアニメ。ジャンル的には多分おねショタですよね。こういうエロアニメって規制のせいでたいしてエロくないうえに話もおもんないみたいなのが多いんですが、この作品に関しては規制ありでもえちえちで十分面白かったです。キャラがかわいかったりギャグが面白かったりというのはもちろんですが孝士くん(CV:山田美鈴)がいい子だったのが一番の要因かもしれない。孝士くんはいいショタだった。仲間を呼んだりする悪いショタは法律で完全に禁止して健全なおねショタを増やしていくというマニュフェストを提示すれば投票率もぐんと上がると思うんだよな。ぼくなら投票しに行く。

 主人公の孝士くんが女子大生の寮の寮母になるという、えすいばつ不可避なハーレム系の作品なんですが、ヒロインそれぞれに個性的なエピソードがあり、影が薄いキャラがいなかったのはよかったです。要するにみんな変人ということなんですけど、これくらいキャラがたってた方がギャグとしても楽しめるのでいい感じ。実際にえすいばつするときも、容姿やシチュだけじゃなくてそこに至るまでのエピソードによってえっちポイントが決まると言っても過言ではないのでインパクトはあるにこしたことない。ちなみにぼくが一番好きなのはすてあ(CV:南條ひかる)です。おねショタがどうとか言っておきながら結局は同級生の幼なじみなのか…というのはおいといて、どう考えても一番かわいかったでしょ。普段は熱に敏感という体質もあってツンツンしてる一方で孝士の初恋の保育園の先生の髪型を真似しているの可愛すぎません?ツンデレキャラって最近だと絶滅危惧種に指定されていますが、後世にも受け継いで行かなくてはならないものだと思うんだよな。あと、おっぱいが小さめなのもよい。これで女神寮のお姉さまたちと同じくらいのサイズだったら好きになってなかったと思う。

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一人称がオレ”なのに可愛いものがすきっていうのもポイント高い

 女神寮のメンバーだとあてなさん(CV:七瀬彩夏)が結構好きです。ああいうお姉ちゃん欲しい、欲しくない?常識人キャラとのえっちなアクシデントはなかなかよいものであるりますよね。あと、一番えすいばつのシーンを見たいキャラはというとせれね(CV:夜道雪)です。表情や声のトーンをあまり変えないキャラがそういうシチュエーションでどんな反応をするのかわたし気になります!せれね本人は無感情っていうわけではないのでノリノリで孝士くんを言葉攻めしてて欲しいという願望がある。

 エロアニメというだけで期待値が下がる世の中でここまで面白い作品は珍しかったんじゃないかと思います。今季のダークホースと言ってもいいかもしれない。あと、無修正版の画像も見たんですが、乳首がぼく好みの作画だったので普通に無修正版も見たくなってしまった。dアニメストアもR18に対応してくれないかなあ。

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射精

 

RE-MAIN

 NUMAnimation枠の水球アニメ。カバディといい最近はアニメでマイナースポーツについて知る機会が増えてきたように思います。カバディほどは丁寧な解説ではなかったですが、基本的な部分は説明されていたので今後水球を見る機会があったら参考にしたいですね。まあ、ぼくはスポーツをやるのも見るのも嫌いなんですけどね。

 スポーツアニメはガチのやつと和気あいあいとしてるやつの2パターンに分けられるんですが、この作品はどっちに入るのかがわからない。主人公のみなと(CV:上村祐翔)は中学時代水球の強豪選手だったものの、事故によって記憶を失った状態で半ば強制的に弱小水球部に入部させられます。この頃は、主人公に同情しつつ、このノリのまま見るのはキツそうだなと思いながら見ていました。網浜(CV:斉藤壮馬)に入部を迫るところとか正直ドン引きでしたし。ですが、みなとの記憶が戻ったことですべてが変わりました。中学時代の傲慢な性格に戻ったことで、部員とも家族とも険悪なムードになり、完全に別アニメと化しました。やりたい放題だった部員に対しての鬱憤が晴れたというのもありますが、ドラマ性も増しており記憶が戻ってからのほうが明らかに面白かったです。険悪ムードも一時的なものでなく、最終話付近まですっと徹底していたのがよかったのかもしれない。正直、記憶が戻った後のほうがみなとに感情移入しやすいしな。最終的には記憶が戻る前の自分が残したビデオメッセージを見て他のメンバーに歩み寄ることになるんですが、落としどころとしてはこれが一番いいですよね。自分に言われちゃったら変わらざるを得ないもんな。その後の大会を経てメンバーとも家族とも和解できましたし、試合自体には負けましたがハッピーエンドだったんじゃないかと思います。どっかのテニスアニメでは暗いムードのなか最悪の結末を迎えていたことを想えば綺麗に纏まったんじゃないかと思います。

 ところで、みなとの妹めっちゃ可愛くないですか?兄想いの妹はポイント高い。家族とのシーンも結構多かったため、登場頻度が高くて嬉しかった。バクテンもそうでしたけど男ばかりのスポーツアニメにおける主人公の妹はみんな可愛い説あると思います。

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最終話の試合帰り。仲直りできてよかったね

 

ジャヒー様はくじけない

 ANiMAZiNG!!!枠。かつて魔界No.2だったジャヒー様(CV:大空直美)が人間界で魔界復興を目指すという日常アニメ。調子に乗りやすいけど不憫な目にも遭いやすいCV大空直美のキャラということでサターニャを思い起こさせます。等身が低いぶんジャヒー様のほうが可愛らしい感じになってますね。一応、ナイスバディの大人形態にも戻れるので一粒で二度おいしい感じのキャラになってます。

 回によってジャヒー様と絡む相手が変わりますが、やっぱり僕は王道を往く店長(CV:茅野愛衣)や大家(CV:日笠陽子)との絡みが好きです。店長はCVからもわかる通りバブみが高いのでプライドの高いジャヒー様との相性はピッタリ。普段イキリ散らしてるキャラが包容力を前に屈せざるを得ないのすこ。それにしても店長はジャヒー様の他にバイトを雇ったほうがいいのでは?大家はジャヒー様のよきライバル(?)としてわちゃわやしてくれるので、大家登場回はだいたい面白い。日常感が強いからこの二人との絡みが好きなのかもしれない。そういえば、ドゥルジ(CV:花澤香菜)と絡んでるときにジャヒー様の化けの皮が剥がれないかヒヤヒヤするんですけど、これも一種の共感性羞恥だったりします?ギャグアニメなんだから大変なことになるわけがないということはわかっていても無駄に心配してしまうんだよな。

 日常系のアニメとしては珍しく2クールやるんですが、後半だれないかだけが心配です。今のところは笑いながら楽しく見れてるんで大丈夫そうですが。物語的には魔法少女(CV:上坂すみれ)絡みくらいしか掘り下げることなさそうですが他にやることあるんかな。まあ、ぼくは店長や大家との絡みが見れればそれで満足なんですけどね。

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ジャヒー様の悲しい食卓

 個人的お気に入りポイントなんですけど、OPの歌詞と映像がリンクしてるのが好きなんですよね。”今に見てなさい”のところで涙目でつぶやくジャヒー様とか"未来へのFightin★Pose"のところでジャブを撃つジャヒー様とか。

www.youtube.com

ちなみにぼくの座右の銘は濡れ手で粟です。ゴミ人間なのでね。

 

ぼくたちのリメイク

 ゲーム会社のディレクターに転職するも精神を破壊されてしまった社畜が10年前にタイムスリップし、芸大に入学して人生をやり直すという内容。過去に戻って人生をやり直したいというのは全人類の夢だと思うので刺さる人は多そう。ぼくも高校生に戻って文系に行きたいって2日に1回は思ってますし。まあ、ぼくは二度と体育の授業を受けたくないので学生時代に戻りたくないんですが。ただ、この作品の場合、現代でくすぶっていたのが嘘であるかのように主人公が(能力的には)有能なので、ぼくみたいな奴が過去に戻っても何も変わらないだろうなと思わなくもない。一度現代に戻ったときも普通に仕事できてたし、やっぱ主人公が有能だから成り立ってるような気がするな。

 芸大って音楽や美術の才能がある人たちが行くところだと思っていたんですが、主人公の恭也(CV:伊藤昌弘)みたいにディレクターみたいなことをしたい人もいるんですね。現代で有名クリエイターとして名を馳せていたシノアキ(CV:古賀葵)、奈々子(CV:愛美)、貫之(CV:石谷春貴)と共に同じ屋根の下で作品作りに励むことになり、恭也はディレクターとして皆を引っ張っていくことになります。現代での経験を活かして作品作りをする一方で、メンバーへの配慮が足りなかったことを悔やんだりする描写もあり、完璧な人間として描かれていないところに親近感が湧いたりもしました。先述した通り、この作品は視聴者の共感があってこそ面白くなると思うのでそのあたりはよくできてたんじゃないかと思います。ただ、恭也は自分のことを卑下しすぎじゃないか?自己評価が低いキャラあんまり好きじゃないんだよな。自分を卑下する人間はぼくだけで十分なのに…。

 後半に現代へ戻ってくるんですが、その世界ではなんとシノアキと結婚して娘までいるという素晴らしい展開が待ち構えていました。とはいえ、シノアキは絵を描くのをやめており、他のメンバーも元の世界のように大成していないという点ではバッドエンドと見ることもできなくはなかったり。でも、罪悪感は拭えないとはいえ可愛い妻と娘がいて、仕事も順調な世界にたどり着いてしまったらもう一回やり直そうとは思わんよなあ。それでも、過去に戻ることを決意した恭也はすげーよ。でも、もったいねーよ。

 それにしても、このアニメは女の子がまあ可愛い。シノアキが一番人気なのは確定的に明らかですが、ぼくは河瀬川(CV:東山奈央)がすこ。意見をぶつけ合える存在っていうのが恭也にとってもでかいよなあ。現代での空港のやり取りとかマジでよかった。このアニメの裏ヒロインですね。

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東山奈央の演技が光るねえ

 現代から戻ってきてここからというところで終わったので続きがどちゃくそ気になる。てっきり2期前提で作ってると思ってたので続編制作の告知が無くて拍子抜けしてしまった。ぜひとも2期やって欲しいけどなあ。御法彩花(CV:高橋李依)が今後どう関わってくるのかも気になりますしね。

 

EDENS ZERO(2クール目)

 デジタリス編~サン・ジュエル編。1クール目のときも書いたような覚えがありますが、展開は結構王道な感じでした。ぼくは複雑な話よりもわかりやすい話のほうが好きなので王道に沿って話を動かしてくれるアニメは好きかもしれない。あとはキャラ魅力があるからこそ成り立ってるエピソードが多い気がします。サン・ジュエル編はホムラ(CV:青木志貴)もヴァルキリー(CV:沢城みゆき)もいい奴だからこそ、ホムラの母親が邪悪な存在として際立っていたわけですし。こういうわかりやすさがこのアニメの魅力かもしれない。

 2クール目に入って魔王四煌帝の一人であるハーミット(CV:高尾奏音)が登場しました。人間に裏切られて心が破壊されていましたが、シキ(CV:寺島拓篤)に感化されて笑顔を取り戻します。この過程もシキが友達思いのいい奴ってことが至る所で描かれているからこそ説得力が生まれています。こういう好感が持てる主人公がいると見ていて楽しいよな。あと、ハーミットが可愛かった。めっちゃいい子。こんな子をあんな目にあわせた科学者たちを許せねえよ。

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ツインテはあざとい

 サン・ジュエル編ではついに魔王四煌帝最後の一人であるヴァルキリーが登場しましたが、まさかの故人(機械だけど)になっていました。ヴァルキリーと再会することを夢見ていたホムラは自身の母親の悪行を含めて戦意喪失レベルまで落ち込みますが、これまたシキたちのおかげで復活し、母親に挑み、勝利します。友情・努力・勝利が少年漫画の必須要素ですが、この作品は友情の比重がほんとうにデカいですね。いいと思います。エデンズ ゼロのメンバー全員にちゃんと見せ場があり、キャラクターの個性がちゃんと描かれているからこそ話として成立してるわけですし。いらないキャラがいないっていうのは大事だと思います。あと、ホムラ本人の手ではなくモブの手でホムラの母親がちゃんと成敗されててよかったです。この作品、敗北後の悪役がロクな目にあってない気がします。見ててスカッとするからありがたい。

 2クールかけて放送されましたが、物語的にはここからが本番って感じですよね。続編を匂わす感じで終わってましたが、そのまま自然消滅していったアニメを何本も見てきたので過度に期待せずに待ってます。

 

精霊幻想記

 今季の大量にある異世界アニメのうちの一つ。異世界転生の方法といえば交通事故か過労死が定番であり、このアニメも交通事故で死んで転生するんですが、わけわからない事故り方してて爆笑しました。あれで笑わないのは無理だろ。制作時におかしいと思わなかったのかなあ。わざとならそれはそれでどうかと思うけど。

 この作品はヒロインが可愛いんですけど、主人公のリオ(CV:松岡禎丞)がヒロインをとっかえひっかえするんですよね。とっかえひっかえって言うと聞こえが悪い(でも事実だよなあ)ので言いかえると、旅の道中で現地妻を作っていくんですよね。これも聞こえ悪いか。最初の頃はセリア先生(CV:藤田茜)のキャラパが強すぎて、リオが旅に出た時はセリア先生の出番がなくなることがショックでワンワン泣いていたんですが、その後に登場したラティーファ(CV:楠木ともり)も可愛くてすぐに立ち直れました。妹分キャラいいよな。あと、お兄ちゃん呼びもポイント高い。で、リオがラティーファを精霊の里に置いていくと言い始めたときにはワンワン泣きました。おまえはシリーズが変わるたびに手持ちを一新するサトシかよと言いたくなりました。で、その後に登場したサヨ(CV:久保ユリカ)も(以下無限ループ)。女の子が可愛い異世界アニメは良作って古事記にも書いてありますし、キャラパだけならかなり強いアニメなんじゃないかと思います。でもやっぱ一番はセリア先生だよな。最終話でセリア先生を略奪してようやくほんへが始まるというところで終わっちゃったのが本当にもったいない。

 異世界アニメの主人公なのでもちろんリオもそこそこチート級の精霊術が使えますが、本人の性格からか力を誇示するというよりは、要所要所で力を使って我々をスカッとさせてくれるタイプのキャラなので陰者のぼくにとっては結構楽しめました。わりと陰者の理想みたいな感じのキャラしてますよね。ストーリーも滅茶苦茶盛り上がるような展開はなかったですが、先述のヒロインの可愛さもあって結構楽しめました。個人的にはカラスキ王国の話がすこ。リオの旅の目的でもあった自分のルーツを探るみたいな話ってだいたい面白いよね。まあ、それ以外の話の印象が薄すぎて出来事をほとんど思い出せないんですけどね。ま、キャラが可愛ければいいのよ。

 最後、新キャラが出てきて終わったんですけど、あのシーンいります?普通にセリア先生を助け出して俺たたENDにしておけばよかったと思うんですけど。キリもいいですし。このアニメに限らずどうせ2期やらないんだったら、綺麗なところで終わらせて欲しいなとは思います。別に2期をやってくれてもいいんですよ。ぼくはもっとセリア先生を見たいんや!

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極主夫道

 ネトフリ配信済み。個人的に見たかった作品でもあったので、BSで放送してくれたのはうれしかったです。しかも、放送が決まった時期も変な時期(8月半ば)だったので、ちょっとしたサプライズでした。作品自体はヤクザから専業主夫に転職した龍(CV:津田健次郎)の日常を描いたもの。設定の時点でだいぶ面白いですが、本編のギャグも面白く、テンポもいいのでギャグアニメとしてはかなりの出来だったんじゃないかと思います。リアル寄りの日常シーンをここまで面白くできるのは流石だよな。

 言ってることはヤクザなんですけどやってることは主夫のそれなのでそのギャップが面白かったです。なんなら家事も普通に上手いので、その辺の主婦や主夫より主夫してるかもしれない。ご近所さんが龍のヤクザ発言にいちいち驚かなかったり、かつての敵対組織のメンバーと遭遇した際も、主夫ムーブによって本人の意図しないところで相手をビビらせたりとシュール寄りのギャグが多かった印象。。あと、一話一話が短くテンポがよかったのもいい感じでした。くどくないっていうのはギャグアニメで重要な要素だと思います。

 ED後の実写パートも面白かったです。むしろこれが本編だった間である。ツダケンがかっこよすぎるんだよなあ。2期もやるらしいのでいずれBSで放送してほしいですね。

 

白い砂のアクアトープ

 P.A. WORKSのお仕事シリーズ第3弾。ここ数年でぼくのP.A.への信頼は地に落ちてしまったので不安しかなかったですが、今のところはいい感じです。作画はいつも通り綺麗ですし、ストーリーも今のところは面白い。物語的には2クール目からが本番っぽいのでここからさらに盛り上がっていってくれるといいな。

 がまがま水族館の館長代理として働くくくる(CV:伊藤美来)が東京からやって来た元アイドルの風夏(CV:逢田梨香子)たちと協力してがまがまの閉館を阻止するために奮闘するというのが1クール目のストーリー。感情で動くことの多いくくるを見ているとまだ高校生であると言うことを思い出させてくれると同時にハラハラする場面も多くて心配しながら見ていましたが、そのぶん成長も感じることができました。台風の件があって閉館を受け入れたのもちゃんと周りが見えるようになったていうことでしょうし。がまがまは閉館しましたが、新天地でのくくるの活躍も期待したいと思います。

 あと、この作品は百合アニメとしての側面も強いと思います。くくると風夏の関係とかあら^~って感じ。お互いにいい影響を与え合えるのは素敵な関係だよな。1クール目のラストで風夏がくくるのことを想って引き返すところもよかったですね。風夏は「私がくくるのお姉ちゃんになる」*2のセリフもときめきを感じずにはいられませんでした。

12話が最終話かと思うくらい綺麗に終わったので本当に2クールやるのか疑ってしまった

あと、うどんちゃん(CV:和氣あず未)が可愛い。友達にいたら絶対楽しいよな。

 2クール目は舞台が変わりますが、1クール目で残されたままの謎がちゃんと回収されるかどうかが気になります。くくるの姉の話は回収されましたが、がまがま水族館で見られた幻とか時折登場するキジムナー(CV:儀武ゆう子)とかは残ってますし。この辺りは完全にファンタジーなので無理に片付ける必要のない要素ではありますが、わざわざ物語に組み込んでるわけなので何かしらの説明は欲しいですね。

 

ひぐらしのなく頃に 卒

 業の解答編。業の使いまわしに解答用の新規カットが混ざっているという構成だったので、ほぼ見たことある映像でしたが、種明かし自体は納得感があって面白かったです。鬼騙し編のレナ(CV:中原麻衣)の行動とか祟り騙し編の鉄平(CV:宝亀克寿)の本当の顔とかなるほどなって感じ。で、全編を通して沙都子(CV:かないみか)が悪役なわけですが、同情の余地が一切なくて笑ってしまった。ぼくはひぐらしの他のシリーズを知らないのでこんなもんかって感じですけど、往年のファン的にはどうなんでしょう。

 業における一連の悲劇は沙都子から梨花への巨大感情のせいだったわけですが、あれだけタイムリープして梨花をボコボコにするくらいならその時間で勉強頑張ればよかったのにと思わずにはいられない。本人は自分がバカだからなんて言ってるけども。そんなことのために何度も殺される羽目になった梨花ちゃまにしてみればいい迷惑ですし、それを眺めていたエウア(CV:日高のり子)にしてみればそりゃ滑稽だよな。で、どうやって和解するのかと思っていたらまさかの肉弾戦という。いきなり別アニメが始まって笑ってしまった。今までの話を前振りにしたギャグなんじゃないかと思いましたが、最終話の先行カットを考察のために公開しなかった公式さん的にはそんなつもりはなかったっぽい?でも、あれはギャグにしか見えないでしょ。最終的には和解してそれぞれの道を進むところで終わりましたが、唐突な肉弾戦のインパクトが強すぎてカタルシスはあんまなかったです。まあ、丸く収まったこと自体はめでたしめでたしなんですけど。

 個人的に一番印象に残ってるのがSSR鉄平なんですけどどうでしょう?事前に沙都子をいじめる悪いやつということは知っていましたが、今作ではめちゃくちゃ沙都子思いのいい叔父さんで笑ってしまった。エプロンまで着ちゃってさ。鉄平の振る舞いを見て自身の計画を躊躇う沙都子を見ているとこの作品の真のヒロインは鉄平なのではないかと錯覚してしまう。いや、これは錯覚ではないのかもしれない。完全に悲劇のヒロインポジションなんだよな。ぼくは過去作の鉄平の所業を知らないということもあって、鉄平が不憫で仕方なかったです。沙都子に殺されるシーンとか泣きそうになったしな。最終的には鉄平ルートに突入して物語は幕を下ろしましたが、鉄平にはぜひとも幸せになってもらいたい。

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メインヒロイン

 ぼくが過去作を知らないという特殊な人間だったので、ぜひとも過去作の履修者に感想を聞いてみたい。まあ、ぼくが過去作を見ればいいっていうだけなんですけど。でも、今から過去作見ても沙都子のことを穿った目でしか見れねえよ…。

 

B

出会って5秒でバトル

 出会って5秒で〇〇とかえっちな漫画や動画のタイトルかと錯覚してしまいますが内容は普通にバトルものでした。バトル(意味深)ではないのである。異能力系のデスゲームものですが、能力や戦術の考察がちゃんとしていて、”戦略に関しては”見応えがありました。内容がしっかりしてるデスゲームものは面白いって先人の教えもありますし。ただ一つ駄目だったことはーーー作画がオワっていたこと。

 導入が結構雑だったので最初は心配していましたが、いざゲームが始まったら内容はしっかりしていたので杞憂に終わりました。主人公の啓(あきら)(CV:村瀬歩)の能力が”相手があなたの能力だと思った能力”という受動的な能力なのでどうやって扱うのか気になっていましたが、パートナーと打ち合わせしておくことで自由に能力を切り替えられるという使い方はなるほどと思いました。この使い方ならヒロインにちゃんと存在意義が生まれるのがいいですね。バレると弱い能力だからこそパートナーとの信頼関係が大事なわけですし。というわけで優利(CV:愛美)と行動を共にしていたわけですが、優利自身も戦闘能力があり、置物化してなかったのもよかったです。主人公とヒロインがちゃんと信頼関係で結ばれてると話も面白くなりますよね。

 一番の見どころは3rdプログラムだと思うんですが、主人公陣営だけでなく敵陣営もキャラが立っており、強敵として描かれていてよかったです。ゲーム開始直後はどうやったら勝てるのか想像つきませんでしたし。あと、敵味方問わず過去回想を挟んでキャラクターの信念を描写してくれたおかげで、キャラクターに感情移入しやすかったのもいい感じ。大神(CV:安元洋貴)や黒岩(CV:遊佐浩二)とか回想の前後でめちゃくちゃイメージ変わりましたし。優利の回想と合わせて印象に残りました。あと、啓が思った以上に仲間を信頼しているのが意外でした。主人公にあまり嫌悪感がないのもこの作品のいいところかもしれない。

 話の内容は面白かったんですが、致命的だったのは作画。平常時はまだしも戦闘時の作画にやる気が無さすぎる。攻撃に体重が乗ってない戦闘作画はそれだけでため息が出てしまう。終盤は大神をCGにしたことで2Dと3Dの共存しており、某作品を思い出してしまった。戦闘作画さえしっかりしてたらもっと盛り上がってたと思うんだけどなあ。EDのキレイな原作絵を見てしまうと余計になあ。

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ここすき

あと、次回予告がクソ寒かった。鬼頭明里の出番を確保したかったのかもしれないですけど、あれはいらなかった。

 

現実主義勇者の王国再建記

 今季の大量にある異世界アニメのうちの一つ。勇者として異世界に召喚されるタイプの異世界ものですが、主人公がひたすら内政に携わっているというのは珍しいように思います。チート能力で無双するのも嫌いではないですが、現実世界で得た知識を使って無双するのも結構面白いなと思いながら見ていました。ぼくもいつ異世界に召喚されてもいいように普段から知識を蓄えておかないとな。

 異世界に召喚された主人公のソーマ(CV:小林裕介)が国王となり、才能を持った仲間と共に王国を再建していくというストーリー。魔法が存在する世界なのでソーマも魔法が使えるわけですが、実務方面に特化した能力なので戦闘には一切参加しないというのは珍しいように思います。ファンタジーの世界ではありますが、ソーマが行う政策は現実世界のものをベースにしているので、説得力はかなりありました。土砂災害の話なんかはタイムリーな内容でしたし。で、知識で無双するアニメは行き過ぎると「歯が痛む病気が流行っている?それなら歯を磨けばいいのではないか?」「すごーーい」みたいな異世界の住人の頭が悪いだけというしょーもない展開になりかねませんが、主人公の取り巻き立ちも優秀でそれほどワンマンチームになってなかったのもよかったです。

 あと、この作品はヒロインがかわいい。メインヒロインは前国王の娘であるリーシア(CV:水瀬いのり)ですが、かなり可愛かったです。勝手に婚約者にされたものの、そこからどんどん好きになっていくっていう展開はグッとくるものがありますね。ソーマ側もリーシアのことを意識してるのもよき。そして、ただの守られているヒロインではなく、主人公と対等の立場にいるのがいい。普段から2人の間に強い信頼関係があるからこそ、色恋のシーンが映えるんだよな。ぼくのなかではリーシアの印象が強いですが、他のヒロインもみんな可愛かったです。この世界では国王は一夫多妻が普通っぽいので、メインで登場してるヒロインはみんな妻になるんですかね。ガチのハーレムじゃん。

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嫉妬するリーシアすこ

 冬に2期がやるのでわりと楽しみです。終盤の戦闘で若干だれた感じはしましたが、王国の再建もこれからってところなので期待したいと思います。ヒロインとのいちゃこらも見たいしな。

 死ぬほどどうでもいい話なんですけど、このアニメの略称は”現国”なんですが、ぼくは現国警察なのでアニメで現代文のことを現国と言ってるのを見ると我を忘れて暴れ散らかしてしまうんですよね。現代国語という科目は昭和53年の改訂で消えたんだから時代は現文なんだよなと主張してきたんですが、あろうことか来年度から現代文が論理国語と文学国語になり、国語総合が現代の国語と言語文化になるという事態が発生してしまいました。つまり現文の時代は終わり、現国の時代が再び始まろうとしています。「現国とか言ってる奴は老害だ」と主張していたこのぼくが老害になってしまうのか…。

 

ラブライブ!スーパースター!!

 ラブライブ!シリーズの最新作。虹ヶ咲は面白かったですがあれは番外編みたいな立ち位置らしく、今回は本家本元の花田脚本。花田脚本は良い時悪い時の差がデカいから心配でしかないんだよな。前回のサンシャインはぼくがラブライブから足を洗うレベルで酷かったので不安でしたが、サンシャインと比べるとだいぶまともでした。まあ、比較対象がアレだとなんでも面白くなりそうだけど。個人的に初代よりもこっちのほうが好きかもしれないと思うくらいには面白かったですよ。

 今回はメンバーが5人ということでキャラが覚えやすい。他のアイドルアニメも5人までにしてくれ。キャラ人気的には可可(CV:Liyuu)が一番人気出そうですが、ぼくは千砂都(CV:岬なこ)が好きです。憧れの人の隣に立つために努力してきたというエピソードもいいですし、常識人っぽいところもよい。キャラがブレない安心感があります。ちなみに、ぼくはアニメ開始前に髪型を見てこの子が中国人のキャラなのかと思っていました。初見の人に「中国人は誰でしょう?」って質問したら100人中100人が間違えるでしょ。あと、千砂都の練習着のカラーリングがキラーオーに似てるっていうのを見て草生やしてました。もしかしたら、これが好きになった一番の要因かもしれない。

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ちーちゃんとキラーオー

 ストーリーは良くも悪くもいつものラブライブって感じです。ラブライブのテンプレの流れは好きなのでどこかで見たことあるような話の流れであることは別にいいんですが、脚本のガバは世代を重ねても直らないんやなあって感じ。かのん(CV:伊達さゆり)が一瞬で千砂都のもとへ駆けつけたり、わりと浅はかな理由で恋(CV:青山なぎさ)が活動の妨害をしていたり、課題がラップなのに披露した曲にラップ要素がなかったり(曲自体はよかったです)etc.。今に始まったわけではないですが、展開や演出を優先するあまり脚本の整合性がとれてないんだよな。せっかくキャラ可愛くて、主軸の話は面白いんだからもうちょっと頑張って欲しいよなって感じ。

 ライブシーンは虹ヶ咲同様、初代と比べると確実に進化してますね。曲も結構よかったです。可愛い感じの曲が多かった感じがします。ただ、Eテレで放送している都合上CMを挟まないので、挿入歌を聞く機会がほぼなかったせいで印象は薄いです。曲名もわかんないもんな。

 結構グチグチ言いましたが全体としてはわりと面白かったです。最後は負けちゃいましたがメンバー全員1年生ですし、今後さらに成長していくって感じなんですかね。Eテレ制作のアニメは続編をやりがちなので続きを楽しみに待とうと思います。

 ところで、このアニメはEテレ日曜19:00枠で放送していたのでオリンピックの影響で3回放送休止する羽目になってたんですけど、担当者は何を考えてこの枠で放送しようと思ったんだ?最初からオリンピックでつぶれること分かってるんだから他の枠で放送すればよかったのに。NHKで放送されることの弊害が如実に現れる結果となってしまった。

 

魔法科高校の優等生

 本編の内容を深雪(CV:早見沙織)視点で振り返るという珍しいタイプのスピンオフ作品。深雪視点なので、ほのか(CV:雨宮天)や雫(CV:巽悠衣子)の活躍や九校戦の相手チームといった本編ではなかなか見られなかったポイントに焦点が合当てられており、同じ話とはいえ違った楽しみ方ができました。特にほのかや雫の出番が多かったのが嬉しかった。ぼくが魔法科で一番好きなキャラが雫なんですが、本編の2期で国外追放されて大泣きしたので、その分を取り返すくらい活躍の機会があってぼくは満足です。

 本編を見ている前提の構成だったのでメインストーリーや設定の説明はかなり省かれていましたが、スピンオフならこれくらいでちょうどいいんじゃないかと思いました。内容がうろ覚えでも見たことあるシーンになると流石に思い出すものですね。ぼくのTLに本編見てないのにこれを見ている人がいましたが、それは流石にやんちゃボーイすぎる。時系列的には入学~九校戦(1期1クール目)という一番面白い時期(※個人の感想です)なので、まあ期待しちゃうよね。結果的には内容はよかったけど作画が…って感じになっちゃいましたが。

 本編ではあまり描かれなかった九校戦の裏側を見れたのがこのアニメの一番のポイントだったんじゃないかと思います。一校が無双していたイメージでしたが、他の学校(というか主に三校ですが)にもちゃんとドラマがあったっていうこと知れただけでも価値があります。よくわからん雑魚相手に無双してもしょうがないですしね。むしろ、九校戦編は三校のメンバーのほうがメインに描かれていたような気もします。一校よりも相当ドラマチックなことしてましたし。栞(CV:種﨑敦美)の挫折のシーンとか。これで出番終わりにするにはもったいないキャラ達でした。

 で、このアニメで一番残念だったのは作画。本編とキャラデザが違うのは別にいいんですが、中盤以降どんどん作画が悪くなっていって悲しくなりました。何が一番悲しいかって本編でやったシーンを今のキャラデザで作り直しているので余計に作画の悪さが目立つんですよね。作画の悪かった1期のシーンを作り直していたはまち3期の逆パターンですね。これ単品だけで見れば少し気になる程度だったんですが、一度目が肥えてしまうとねえ。

 本編の続編が決まったらしいのでそっちはわりと期待しています。

 

転生したらスライムだった件(第2期/第2部)

 冬クールの続き。今季は異世界アニメが大量にありますが、ビッグタイトルだけあって作画を含めて安定感は他の追随を許さない感じですね。異世界アニメに限った話じゃないですけど、今季は戦闘作画がやばいアニメが多かったので一定のクオリティを保ってくれるだけで安心感がある。

 今回のクールはやたら会議のシーンが多かった気がします。個人的には転スラは戦闘よりも政治の話してるほうが面白いと思っているので個人的には満足なんですが、無双系の話を見たい人にとっては退屈だったのかもしれない。会議のシーンはリムル(CV:岡咲美保)の君主としての能力が見れるのはもちろん、テンペストの住人にどれほど信頼されているかがわかりますし、リムルの仲間たちの能力や性格も反映できるので話を整理するだけでなく、キャラクターの掘り下げもできるので結構重要なシーンだと思います。そういう観点で見ると、今期の会議シーンはかなりよかったんじゃないかと思います。あとは、他の陣営の会話シーンも多く、腹の底では何を考えているのかわからない不気味さが出ていて、後半の魔王達の宴(ワルプルギス)への布石もちゃんと打ててたと思います。ワルプルギスに来た時のアウェー感とかハンパなかったしな。最終的には、(クレイマン(CV:子安武人)との戦闘があったとはいえ)あっさりリムルが魔王として認められて若干拍子抜けしましたが、これはこれで綺麗に終わったのでよかったんじゃないかと思います。

 会議が多かったとはいえ、戦闘シーンもちゃんとあり、先述した通り一定のクオリティを保っていました。リムルが強いのはもちろんですが、仲間たちも引けを取らないくらいの戦力を持っているのがいいですね。別動隊の戦闘もそうですし、クレイマン戦みたいなn vs m(n,mは2以上の自然数)みたいな戦闘もリムルのワンマンに終わることなく、各キャラに見せ場が用意されていて、安心して見ることができます。この作品は登場キャラが多いですが、名前付きのキャラでかませのキャラがかなり少ないのは珍しいんじゃないかと思います。主人公が無双する作品とはいえ、敵も味方もそれ相応の実力があって欲しいよな。あと、今回はミリム(CV:日高里菜)にちゃんと出番があってよかった。やっぱミリムかわいいよなあ。あと、個人的にはラミリス(CV:春野杏)もすこ。異世界に転生したらあんな感じの妖精を仲間にするのが夢なんだよな。

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メスガキ感があってすこ

 続編は劇場版みたいですね。ぼくはよっぽど気に入った作品(これとかこれとか)じゃない限り劇場に足を運ぶことはないのでぼくのなかで転スラはここで終了って感じですかね。3期をやってくれてもいいのよ。

 

ピーチボーイリバーサイド

 時系列シャッフルという実験的な試みが行われた作品。原作が未完であることや原作1話をそのまま1話で放送するのはリスクがあるとして時系列をシャッフルしたらしいですが、個人的には余計にわかりにくくなってただけなんじゃないかと思います。別に時系列版の1話をそのまま1話にしても問題なかったと思うんだよな。あと、時系列がバラバラなせいで回によってキャラ同士の関係性や回収済みのイベントがわからなくなって余計に話がややこしくなってたように思います。しかも、全話が1話完結のオムニバス形式ならまだしも、明確に順序があるうえに話の途中で別の話に飛んでまた戻ってくるみたいなこともあってもうめちゃくちゃ。ぼくは余計な事せずに最初から時系列順で放送しておくべきだったんじゃないかと思いました。

 桃の目の力(鬼と対峙した際に身体能力が上がる)を持つ2人の人間の旅路を描くという内容で、鬼を含め種族の共存を願うサリー(CV:白石晴香)と鬼絶対殺すマンのミコト(CV:東山奈央)が対照的に描かれていました。メインで描かれていたのは人間×2、卯人、元鬼で構成されたサリー陣営ですが、特に大きな対立もなくわりと仲良かった印象があります。というか時系列シャッフルのせいで元鬼であるキャロット(CV:戸田めぐみ)がサリーに対して心を開いた過程をよく覚えていない。もっとお互いに葛藤があって欲しかったと思わなくもなかったり。まあ、サリーの人柄がよかったからということにしておきましょう。ミコト側のほうは過去回想までしっかりしていて(時系列版だとミコトの回想が最終話らしい。それはそれでどうなんだ?)鬼に対して敵意剝き出しな理由もわかりましたし、だからこそサリーの共存という考えに揺らいでしまうことへのインパクトもあってよかったんじゃないかと思います。今後、ミコトがサリー側につくのかどうかは気になるところです。

 それにしても、サリーめちゃくちゃえっちな身体してませんか?おっぱいが大きいのはもちろんですけど、個人的には下半身に注目したいところ。あのピチピチズボンはえっちポイント高め。ぼくは胸よりも尻のほうが好きなので下半身のラインが出る衣装が好きなんですよねえ。

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π/白石晴香で胸がデカいキャラって久しぶりな気がする。あと、サリーが胸がデカくなった宮森って言われてて草だった

 

SHAMAN KING(2クール目)

 リゼルグ(CV:沢海陽子)が登場したところから葉(CV:日笠陽子)が自身の出生の秘密を明かすところまで。1クール目がメインキャラのキャラ紹介に特化した感じの内容だったのでいよいよ物語が動き出した感じです。葉とハオ(CV:高山みなみ)の因縁も明かされて物語のゴールが明確になりましたし、あとはどうやってハオを倒すのかが気になるところ。今の戦力じゃ絶対勝てないもんな。

 ついにシャーマンファイトが始まりました。まあ、シャーマンファイト自体はどれもワンサイドゲームなので最強能力お披露目会みたいになってるんですが。戦術などおかまいなしでパワーだけで勝負するアニメは久しぶりに見たかもしれない。それにしても、戦闘中の会話が多すぎないか?めっちゃベラベラ喋ってる気がするんですけど、シャーマンファイトは暴力行為ありの討論会だったりするんか?一発の火力がえげつないから会話で間を持たせないといけないのかもしれないですが、緊張感に欠けるよなあというのが個人的な感想です。会話の内容自体は別に悪くないんでいいんですけどね。

 シャーマンファイトが始まってからより鮮明になったんですが、葉ってめちゃくちゃ人間ができてるよな。シャーマンファイトでは残虐な光景を目にすることも多々あり、仲間たちが憤りを見せる中で一人だけ冷静かつ静かなる怒りをみせているのがカッコよかった。こういうときに感情に振り回されないキャラってカッコいいよなあ。どんなときも自分のペースを崩さないところに魅力を感じます。頼りになるというかこいつなら何とかしてくれるだろうという安心感がありますね。

 2クール目になっていっぱい新キャラが出てきましたが、まだ実力が未知数のキャラも多いので今後のシャーマンファイトも楽しみです。途中で大会が破壊されて最後までトーナメントやらずに終わるみたいな展開も十分あり得そうですけど。ぼくはマリ(CV:真堂圭)が見た目的にも声優的にも気になってるので早く活躍のシーンを見たいところ。

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一番左のキャラね

 

探偵はもう、死んでいる。

 メインヒロインが死んでから話が始まるという珍しいストーリー。まあ、過去回想の尺が長いので出番が全然ないというわけではないですが。むしろ、メインヒロインの可愛さで戦ってるような作品なので過去回想のほうが面白いという。メインヒロインが死ぬという設定を知ったときはIDOLY PRIDEの長瀬麻奈みたいに幽霊みたいな感じで主人公に憑いて回ったりするのかと思ってたんですが、なんか当たらずとも遠からずみたいな感じでした。でも、本人が登場してくれた方がいいもんなあ。

 メインヒロインかつ故人であるシエスタ(CV:宮下早紀)がまあかわいい。助手の君塚(CV:長井新)への態度も月日を重ねるにつれて軟化していき、夫婦漫才みたいなやり取りをする様子は微笑ましかったです。普段は落ち着いていても、照れるところはちゃんと照れるのがポイント高い。君塚もシエスタのことをそれなりに意識してるのがいいですね、インポだけど。

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酔っぱらったシエスタ。記憶が残るタイプなので翌朝の反応も含めて100点満点

この二人の関係性が完成されていたがために、他のヒロインに乗り換えられなかったというのもありますが。シエスタとのイチャイチャを見せられてから渚(CV:竹達彩奈)で妥協しろと言われてもなあ。一応、渚との絡みを見ていると君塚の成長を感じることは出来ますが。一方で、斎川(CV:高尾奏音)やアリシア(CV:長縄まりあ)は結構可愛かったです。もしかしてぼくがロリコンなだけなのでは?アリシアの話はオチも含めて個人的には結構好きです。この過去回想が一番探偵してたまであるし、何よりシエスタがいるのもでけえ。

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指輪を贈るシーンで普通にジーンと来てしまったんだよな。この後シエスタが現れて修羅場になったり、指輪自体が今後の伏線になっていたりと印象深いシーン

 タイトルにもある探偵要素ですが、正直微妙でした。推理の過程を楽しむというよりは、最後に全部種明かしするタイプの話の構成の仕方になっていましたが、ファンタジー色が強めな作品ということもあり、納得感があるかと言われるとイマイチ。斎川の話はいいとして、終盤は虚構推理を思い起こさせるような机上の空論で首を傾げながら見てました。どっちかというと探偵要素よりも日常パートと戦闘パートがこのアニメのメインのような気もするので、探偵パートはとって付けたくらいでもいいのかもしれないけど。で、戦闘パートに関しては、1話の飛行機内での戦闘はかなり動いていてそれだけで見応えがありましたが、そこでエネルギーを使い果たしたのか終盤はガス欠気味でした。それでも他の戦闘作画が死んでるアニメたちと比べたらかなりマシですが。あと、ぼくは戦闘中にベラベラ喋るのが好きじゃないので最終話の戦闘とかはうーんって感じ。まあ、君塚と一時的に渚の体を借りたシエスタのやり取りはよかったけども。

 デッキパワーの大部分をシエスタに依存しているので、回によって面白さに差が出る感じのアニメでした。話の内容がわりとガバかったのがシエスタへの依存を加速させていたような気がします。話は変わるんですが、ぼくが昔好きだったラノベで、物語開始時点でヒロインが死んでおり、主人公の体を一日おきに乗っ取るという内容の作品があってどうしてもそれと比べてしまう。内容は全然違いますが、メインヒロインを殺すからにはそこに意味を持たせて欲しいなとは思っちゃいますね。シエスタの扱いが悪いわけではないですが、殺さずに話進めた方が面白そうなのがなんとも言えない。

 

月が導く異世界道中

 今季の大量にある異世界アニメのうちの一つ。自分の意志で異世界転移するのはなかなか珍しいかもしれない。異世界転移の際に女神(CV:上田麗奈)の意地悪で最果ての荒野に飛ばされたところから物語が始まり、そこから成り上がっていくという感じのストーリー。最近はいきなり無双するよりは、一矢報いてスカッとするタイプが徐々にシェアを広げている感じがありますね。ぼくは陰者なので成り上がって仕返しするタイプのほうが好きです。ところで月が導く異世界道中ってタイトルはおしゃれなんですが、月に導かれてる感は特になかったんですけど、もしかして雰囲気だけでタイトル付けました?

 主人公の真(CV:花江夏樹)(以下若様)は人間がいないような最果ての荒野に飛ばされているので、ヒロインを含めて仲間たちは基本的に人外になっています。まあ、メインキャラに関しては人間態で行動しているので、あまり人外感はないですが。ヒロインは竜の巴(CV:佐倉綾音)と黒蜘蛛の澪(CV:鬼頭明里)ということで、まあ声優が豪華。声優だけ見れば神様になった日鬼滅の刃を足して2で割った感じだ。声優パワーだけでなくキャラもたっていて結構かわいかったです。ちなみにぼくは巴のほうが好き。ただ、これは巴の単体性能を評価しているというよりは、好き好きアピールをする澪に対して、滅茶苦茶アピールするわけではないけど、時折若様や澪をおちょくるところが好きなので、この2人がセットになることで真価を発揮すると思っています。要するにバランスがいい。

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寝てる様子に2人の性格がよく表れていていいですよね。あと絶対若様勃起してるよな

ヒロインのパワーは異世界アニメのなかでは高水準でしたが、ストーリーは良くも悪くも平凡といった感じでした。巴や澪が暴れ散らかしたり、危害を加えてきたヒューマンを成敗したりといった”世直し”のシーンは面白いんですが、亜空内の話が全体的にイマイチ。まあ、この場合ヒロインとのやり取りや無双パートが面白いから他のシーンが見劣りするっていうのが正しい表現かもしれない。でも、亜空ランキングとかはしょーもなかったしなあ。あと、ヒロインと別行動してる時間が長いのでそんなに出番多くないのももどかしかった。この調子だと識(CV:津田健次郎)が正ヒロインになるのも時間の問題だと思うの。

 2期の制作が決定したと言うことで。このタイミングで発表するってことは最初から決まってたんですかね、声優も強いですし。2期ではもっとヒロインたちに出番と活躍の場を与えて欲しいなと思います。

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X

 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまったから破滅フラグを回避しようという作品ですが、1期の時点で破滅フラグは回避できちゃってるんですよね。1期の時点で尺稼ぎみたいな回があったくらいなので”もうやることないんじゃないか?”と危惧していましたが、予想通り話はほとんど動かなかったです。エロゲで言うところのファンディスク、アニメで言うところのOVAでやるような話をずっとやっていました。面白くなかったというわけではないですけど、パワーは落ちるよね。

 2期の一番のポイントはジオルド(CV:蒼井翔太)とキース(CV:柿原徹也)によるアタックかなと思います。カタリナ(CV:内田真礼)は周囲の人間をたらしこんでるわりに相手からの好意に対しては鈍感というキャラですが、ついに相手側からの好意を自覚し始めたのは大きな一歩だったんじゃないかと思います。まあ、照れる程度で明確な回答が出たわけでもないので、話に進展はなかったんですが。カタリナ側に積極的な姿勢がないのでここから大きく話が動くこともなさそう。そろそろ個別ルートに入ってくれてもいいのよ。あと、OVA的な話ばかりだったわりには出番が結構偏ってた気がします。半分くらいキースルートの話だった気がする。アラン(CV:鈴木達夫)やニコル(CV:松岡禎丞)にも見せ場を作ってあげればよかったのにと思わなくもない。

 劇場版の制作が決定しましたが、わざわざ映画でやるような内容があるのか怪しいところ。最終話で意味ありげに新キャラ出してきてましたが、舞台が学園から職場に移ると既存キャラの出番が減ると思うんでそのあたりをどうするのかは気になります。2期の構成から鑑みて話の内容よりはキャラで売り出してる作品だと思うので。

 

ヴァニタスの手記

 最近流行りの吸血鬼もの。吸血鬼といえば日光や十字架など弱点が多いのが特徴でしたが、最近ではそういう描写も少なくなってきたように感じます。十字架はまだしも日中行動できないのはキャラクターを動かすうえで足枷にしかならないもんな。この作品でも吸血鬼的な要素は吸血衝動くらいに抑えられています。まあ、吸血鬼だしな。

 吸血鬼の医者を自称するヴァニタス(CV:花江夏樹)と吸血鬼のノエ(CV:石川界人)の2人を中心に物語が動いていくんですが、ぼくは今のところ物語のゴールがよくわかってないです。タイトルにもあるヴァニタスの手記をめぐってなんやかんやしてるって認識であってるんのだろうか?本筋の話よりはキャラクター同士の絡みのシーンのほうが印象に残っています。こういう男2人がメインの話って一方がハチャメチャしてもう一方がそれに巻き込まれるみたいなのが多いと思っていて、実際に最初の頃はヴァニタスがノエを振り回すのかと思っていたら意外とヴァニタスが振り回されているシーンも多くて個人的には意外に思いながら見てました。ぼくは、ハチャメチャ要員+巻き込まれ役みたいなのがあまり好きじゃないんでこれはわりと嬉しい。あと、女の子が可愛いのもポイント高い。ノエの幼なじみであるドミニク(CV:茅野愛衣)は過去回想もしっかりしてましたし、メインヒロインのジャンヌ(CV:水瀬いのり)はヴァニタスに惚れた後がどちゃくそ可愛かった。デート回とか常時かわいくてずっとニヤニヤしながら見てました。ヴァニタスに嫌われるために恋してるふりするという発想がもう可愛いよな。

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チョロイン。あと吸血シーンが非常にえっちだった

ぶっちゃけこのアニメは女の子が登場してるシーンとそうでないシーンで面白さにめちゃくちゃ差があると思うんですけどどうでしょう?ぼくがホモじゃないからっていうのもありますが、本筋の話がそこまで面白くないっていうのも効いてる気がします。

 分割2クールの作品なので本筋の話はここから深堀されていくと思うので、女の子だけじゃなく話の中身も楽しめるようになればなと思います。だからといって女の子の出番を減らされると困るんですけどね。

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険(4クール目)

 ロン・ベルクに剣を作ってもらうところからハドラー親衛騎団が引き上げていくところまで。ダイ(CV:種﨑敦美)がダイの剣を手に入れたり、ポップ(CV:豊永利行)が超火力のメドローアを習得したりと、主人公陣営も強くなってはいるんですが、それ以上に敵のインフレが激しいのでそれほど強くなった感を感じないのはぼくだけだろうか。実力が拮抗してた方がアツい戦いが見れそうではありますが、主人公陣営が大技を叩きこんでも「どうせ効いてないんでしょ~」って思ってしまうのはそれはそれで問題な気がする。

 VSミストバーン(&鬼岩城)、VSハドラー、VSハドラー親衛騎団と重要な戦闘が立て続けにありましたが明確に勝ったと言える戦闘はない気がします。一応、鬼岩城は破壊したけれども。精神面の成長は目に見えて感じますがやっぱ敵陣営との戦力差は気になりますね。ダイの剣も鬼岩城戦では強かったですが、ハドラー戦では役に立ちませんでしたし。伸びしろもそんなに残ってない気もしますが、ここからどう強くなっていくのかは気になるところです。

 ついに2年目に突入しますが原作のどのあたりまで進んでるんですかね?これまで起きたイベントから考えるとゲームだったら体感7割くらいって感じなんですけどどうでしょうか?今のところ防戦一方って感じなのでそろそろ魔王軍をビビらせるようなアクションが欲しいところです。

 

100万の命の上に俺は立っている 第2シーズン

 現実世界と異世界を行き来する珍しいタイプの異世界アニメ。1期のときは主人公に魅力が無いとかヒロインが可愛くないみたいなことを書いたような記憶はありますが、この辺は特に改善されなかったです。一方で、6周目の話は普通に内容が面白かったので楽しく見れました。5周目の話は意味不明だったけど。

 5周目はジフォン島の収穫祭を成功させるというクエストであり、オークの討伐やら火山の噴火やらいろいろありましたが、正直見どころらしい部分がありませんでした。多分メインはオークの討伐なんですけど、戦闘の作画が紙芝居なので迫力はなく、異世界ものにしては無双するタイプのアニメではないので爽快感もなく、終始真顔で見てました。これなら映像付けずにドラマCDでもよかったのではと思ってしまう、効果音だけで戦闘を描写したほうが迫力出そう。話の内容も1~4周目以下だったので前半だけだったら今季のなかでもかなり下の方だったと思います。

 6周目のザグロス村のエピソードでは、これまで周回と比べて起承転結がしっかりしており、今までで一番面白かったです。話が面白いとその分キャラへの感情移入もしやすいので、アイリス(CV:田村ゆかり)が乗っ取られるシーンやジェズビー(CV:上田麗奈)が黒幕だと判明するシーンは結構衝撃的でした。あと、久しぶりに狂気系の上田麗奈の演技が聞けて嬉しかった。まあ、最後ジェズビーにとどめを刺さなかったことだけ腑に落ちませんでしたが自害する描写もそれはそれでよかったのでまあいいかなと。

 それにしてもこのアニメはキャラ魅力が弱すぎません?新しく加入した鳥井(CV:豊永利行)やグレンダ(CV:早見沙織)はいいキャラしてましたが、1期からいるヒロイン3人が何してたか思い出せない。可愛いところを見せるシーンもないし、かといってストーリー上で活躍するわけでもないし。異世界ものの面白さは女の子の可愛さが5割くらいを占めてると思うのでもっと頑張って欲しいところ。キュンとする描写が欲しいね。

 

ショート

アサルトリリィ ふるーつ

 アサルトリリィのショートアニメ。もともとはソシャゲ内で配信されているアニメなので、アニメしか見てないと知らないキャラが出てくる回もありますが、基本は一柳隊をメインでやってくれているのでアニメ勢にも優しい仕様。

 ギャグに振り切っているためか各キャラクターの性格を誇張してるのでキャラによってはキャラ崩壊(主にゆゆ様(CV:夏吉ゆうこ))していますが、ショートアニメならこれくらいぶっ飛んでた方が面白くていいですね。ちゃんと可愛さも両立できてますし。あとはこれでもかってくらい百合描写を入れてくれるのも嬉しい。りり(CV:赤尾ひかる)とゆゆ様の絡みは無限に見ていられるのでもっとやってくれ。

 

せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ 第3期(4クール目)

 1ヶ月に2回しか放送されないので、1年間やってたっていう感じはあまりしませんね。ショートアニメはギャグに振り切った方が面白いと思っているので、これみたいなシュールギャグぶっぱの作品はかなり好きです。ぼくが過去のショートアニメで声出して笑ったのは魔法少女くるみとあいまいみーくらいなのでこのアニメのポテンシャルはかなり高いと思います。ちなみにぼくは魔法少女たちよりもツッコミ役の男たちのほうが好きです。このアニメの面白さの8割くらいはツッコミのおかげだと思うんだよな。

 

指先から本気の熱情2-恋人は消防士- 

 毎度おなじみ僧侶枠。しかもまさかの2期。それほど人気があったとは思えませんが、これまで見てきた僧侶枠の中では比較的面白い部類なのでまあ妥当なのかなと。なんなら2番目に好きまである(1番好きなやつ)。1期が放送されていた頃は別の消防アニメがやってたのでそれと対比して珍珍ノ消防隊なんて呼ばれていましたが、久しぶりにこのワードを聞いて懐かしさを感じました。あと、1期の頃はタイトルが-幼なじみは消防士-だったのが今回は-恋人は消防士-になっているところにこだわりを感じました。これのおかげで1期の最後に付き合い始めたこと思い出しましたしね。そしてこのアニメの一番のポイントはヒロインのCVが高森奈津美ちゃんであるということ。これだけで見る価値がある。

 僧侶枠って基本的に一方が好き好きビームを出してもう一方がビームを受け続けるうちに惚れていくみたいなのがほとんどなので、開始時点でお互いに好意持ってる(付き合ってるんだからそりゃそうだけど)のは新鮮に感じました。ただ、僧侶枠の定番の一つであるNTR男の存在は今回においても健在。付き合ってない状態の女をNTRのと彼氏がいる女をNTRのとではわけが違う。前者の場合は致命傷で済むけど後者の場合は脳に修復不可能なダメージを受けることになりかねないのでやめて欲しいんだよな。しかもNTR男が自分の行動に何一つ疑問を抱いていないことが恐ろしい。彼氏とその同僚がいい奴だから大事にならずに済んだけど視聴者の脳を破壊するのはやめちくり~。

 僧侶枠のなかではまだ理解に苦しむ描写が少ない内容だったので1期も含めて僧侶枠デビューするにはおすすめの作品かなと思います。ところで、来季はまさかの僧侶枠2枠体制ということで。別に悪口を言ってるわけではないんですけど、僧侶枠をネタとしてではなくガチで楽しんでる層って本当にいるんですかねえ…?

 

B-

ポケットモンスター(8クール目)

 もうすぐ3年目を迎えようとしてるんですね。旅をしてた頃はバッジの数で物語のどのへんなのかがわかりましたが、代わり映えのない日常回ばかりだと物語の現在位置を見失ってしまう。これが、今のスタイルにしたことによる一番の弊害だと思うんだよな。一応、サトシのWCSのランクは上がったりしてますが、手持ちポケモンの成長は特に描かれないし(そもそもピカチュウ以外のサトシの手持ちポケモンが空気化してる)、かといってサトシやゴウの成長が描かれているかと言われるとそうでもないし。本当の意味でただの日常アニメに成り下がってしまった感を感じずにはいられないです。一応、コハルのエピソードでは成長を感じられますが、別にコハルの出番自体が少ないしなあ。アニポケのよかったところを全部削ぎ落して、ライト層に向けて話を作ってる感じがしておじいちゃん的にはあまりいい気がしない。これが老害ってやつか。一方で過去キャラが出てくるまさに老害へのサービス回はだいたい面白いのでそこでバランスを取りに来てるのかもしれない。

 今回も気になった回について個別にコメントしていきます。

第74話「ダークライ真夏の夜の夢

第75話「クレセリア真夏の夜の光」

 大きなお友達が待ち望んでいたヒカリゲスト回。ダイパ直撃世代にはゲストポケモンであるダークライクレセリアの関係性を含めて満足できる内容だったんじゃないかと思います。ゲスト回というだけでなく、コハルのメイン回でもあり、新旧ヒロインの交流という観点でもなかなかよかったです。現実主義っぽさのあるコハルと「大丈夫!」の精神を持つヒカリだと価値観には結構違いがありますが、お互いにいいところを吸収してる感じがあってよかったです。ゲスト回はこうでなくちゃ。

 クソどうでもいい話なんですけど、ポッチャマ…が出てくる回のサブタイトルが”真夏の夜の夢”なのは明らかに狙ってるでしょ。こういうことをすぐ思いついてしまう汚れた人間になってしまったことに悲しみを感じずにはいられない。

第77話「超電磁ハイパークラスバトル!」

 デンジゲスト回かつサトシのガチバトル回。ヒカリのゲスト回からほぼ間を開けずに放送されたのですごい贅沢な感じがしましたね。ダイパリメイク直前ですし、公式もプッシュしていきたいのかもしれない。で、現行アニポケの数少ない良心であるサトシガチバトル回だったわけですが、歴代でもトップクラスでアツい対戦内容だったんじゃないかと思います。技の選択や特性の発動、ポケモンの入れ替えといった戦術的な内容はダイパ当時よりも明らかに進化していますし、展開も一進一退で見応えがありました。ラストはエレキブル(特性:でんきエンジン((でんきタイプの 技を 受けると ダメージを 受けずに すばやさが 上がる)))がピカチュウの電撃を喰らって決着がついていましたが、でんきエンジンの容量を超えて攻撃したと思えばわりと納得できるんじゃないでしょうか。それよりも、個人的に気になるのはサトシの手持ちの影の薄さ(二度目)。リザードンゴウカザルゲッコウガみたいに物語を通して強くなっていく過程が面白いのにバトル回だけ登場して戦うだけだと”対戦内容が面白い”以上の感情が湧いてこないんですよね。そう思うと、サトシVSシンジの対戦みたいなのは二度と見れないのかと思って悲しくなる。

第78話「ゼンリョク!アローラ無人島レース!」

 本編はどうでもいいんですけど、ロケット団がアローラに置いてきたミミッキュたちのことを思い出していたり、ラストで実際に再会したシーンが微笑ましかった。なあ、アーボックマタドガスも再登場させてくれないか。でも、もし再登場したとしてもマタドガスのCVは石塚運昇じゃないんだよな。それはそれで嫌だなあ(厄介オタク)。

第78話「狙われたサクラギ研究所!」

 研究所がこんなガバセキュリティでいいのか?あと犯人はちゃんと警察に突き出そうな。

第79話「月と太陽、コハルとハルヒ

 コハルメイン回。初期と比べるとコハルはイーブイや他のポケモンたちとの交流を通して成長してるのを感じますね。エーフィとブラッキーも可愛かった。

第81話「激突!?青ポケマニア!」

 最近の日常回のなかでは結構面白かった。青いポケモンで真っ先に登場したのが色違いのビリリダマだったのが一番の面白ポイントかもしれない。

 いつも以上にお気持ち表明をした気がしますが、ぼくが昔のアニポケに固執しているだけなのかもしれない。登場する手持ちポケモンが固定なのも”どこから見始めても話についていけるように”という配慮だったりするのかなあ。文句を言いつついつまでもアニポケを見ているぼくが悪いだけなのかもしれない。

 

チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~

 スローライフ異世界アニメ。タイトル通りお薬屋さんを開く(というか1話開始時点で既に営んでる)という内容ですが、洗濯屋さんと比べればなんとなく異世界っぽい感じがします。異世界ということで主人公は転生者なんですが、転生要素が11話のラストまで一切話に出てこないという。一応、最終話は転生前の社畜生活と比べて今の生活は幸せだ!みたいな話をやってたんですが、今更そんなとって付けたような話されても…という感じでした。わざわざ転生させるんだったらもっと前世の話を絡ませてくれた方がぼくは嬉しいです。

 チート薬師ということで、毎話やってくる依頼人に対して薬を調合して提供するわけですが、特に薬の材料選びや調合の仕方を工夫したりといったシーンは特になく、客が来る→作ってみます→薬調合のバンク映像→完成→客満足というワンパ展開でまあ飽きる。説明もなくさも当たり前のように薬調合しちゃうせいで逆にチート感がなくなってるのがなんとも。最近、ぼくがリディ&スールのアトリエをやってたということもあって、調合の過程での試行錯誤の過程が無いと物足りなさがありますね。せっかく主人公には材料の鑑定スキルがあるんだからそっち方面も活かして欲しかったなあ。まあ、異世界スローライフの目的は現世の仕事でたまった鬱憤を晴らすことなので、異世界に行ってまでちまちましたことをやってるのを見せるわけにはいかないのかもしれない。

 この作品は薬がどうこうというより、客とのやり取りのほうが重要っぽいですね。客もいろんなキャラがいましたが、回によって話のあたりはずれが結構でかかった感があります。だいたい男が依頼人の回はそんな面白くない印象。あと、どっちかというと客との絡みよりもノエラ(CV:松田利冴)とミナ(CV:熊田茜音)は可愛かったこともあって身内との話はのほうが面白かったです。むしろこっちをメインにしたほうがいいのでは?まあ、それも中盤以降はバイトとかいう邪魔者が入ってくるんですけどね。不純物混ぜるのやめちくり~。

 これ見てて思ったんですけど、スローライフをやるなら主人公を女の子にしてくれたほうが楽しく見れそうな感じがしますね。前クールのスライムみたいに。男主人公にするならカッコいいところを見たいですが、スローライフとカッコよさは相性悪いしなあ。それに、せっかく異世界に転生するなら美少女になりたいと思いません?ぼくは思う。ただ、見た目美少女でも中身おっさんだとそれはそれで嫌なので難しいのかなあ。じゃあ、やっぱ転生要素がいらないんやな!

 

迷宮ブラックカンパニー

 異世界に転移してブラック企業で働かされることになった主人公のキンジ(CV:小西克幸)がネオニート生活に戻るためになんやかんやするというストーリー。せっかく異世界に行ってもブラック企業に収監される可能性があると思うと異世界転移もなかなかリスキーだよな。異世界に行ってまで転生用のトラックを探すのはイヤだゾ…。

 ブラック企業であるライザッハ鉱業を乗っ取るというのがこの物語の目標なので、下克上や一発逆転的なストーリーを期待して見ていたんですが、11話になるまでそういう展開は起こらず、それまではキンジが痛い目に遭うのを見せられたり、なぜか未来に飛ばされたりと何を楽しみながら見ればいいのかよくわかりませんでした。もちろん、下克上をするにはそれ相応の下準備が必要なのでそこに時間を割くならわかるんですが、目に見えた進捗がないままいきなり11話でライザッハ鉱業を乗っ取っちゃったのでイマイチ盛り上がりませんでした。せっかくキンジが頭の回るクズキャラとして面白そうなキャラしてたのにあまり活かせてなかったよなあ。あと、回をまたぐ度に説明もなく時間が飛ぶのはやめてくれ。1話完結ならまだしも明らかな引きを作っといてそれを回収せずに話を進めるのはいくらなんでもやりすぎ(特に10話→11話)。

 あと、キンジは目立っていましたが、他のキャラの印象が薄かったように思います。ワニベ(CV:下野紘)とかただの置物になってたしな。キンジが会社を乗っ取ったあとは研究者になっていましたが、彼が植物に詳しいという設定もサラっと触れられただけだったので”お前そんなに優秀だったん?”となりました。もうちょっと本編中でアピールして欲しかったよな。あと、リム(CV:久野美咲)もお荷物描写が多かったように思います。いつの間にかキンジに惚れてましたけど過程を飛ばしすぎててうーんって感じ。もうちょっとキンジ以外のキャラのキャラ魅力を出すようなエピソードが欲しかったなと思います。ただ、ランガ(CV:M・A・O)はよかったですね。あれでちんこついてるのは+5億点。可愛い子にはちんこ付け得なんだよなあ。

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服装もえっちなんだよな

 ギャグアニメとして見るにもスカッとするアニメとして見るにも中途半端な出来だったんじゃないかと思います。題材だけなら面白そうなんだけどなあ。あと、終盤若干回復してましたけど全体的に作画が悪かったのも悲しい。シア(CV:戸田めぐみ)が一番被害を被ってた気がする。ちなみに、このアニメで一番面白かったのは本編中にいきなり鷹の爪団のCMが流れたことですね。あれだけは声出して笑った。

 

BLUE REFLECTION RAY/澪(2クール目)

 1クール目と比べると話は(ほんの少し)面白くなった印象ですが、作画は回を重ねるにつれて残念なことになっていっちゃいました。戦闘作画がしょぼいのは今季の大半のアニメに該当するのでまあいいとして(よくはない)、終盤は日常シーンの作画(特に首より上)でも違和感がありました。この作品って岸田メルがキャラクター原案をやっているので、岸田メルの絵柄でやってくれてたら見栄えはばっちりだっただろうなと思いつつ、あの絵柄を動かすのは難しいだろうなということもわかってはいます。でも、アニメの絵柄だと衣装とか全然可愛く見えないしなあ。で、だいぶ簡素なキャラデザにしたにも関わらず崩れるのだから、予算か納期が大変だったんやろなあ。2クールやるのが間違いだったのでは?

岸田メルのイラスト

 完走した感想は、”結局何がしたかったんだ?”1クール目は美弦(お姉ちゃん)(CV:上田麗奈)が黒幕ぽっさを醸し出していましたが、実際は水崎紫乃(CV:井澤詩織)が黒幕だったということで。裏に誰かいるんだろうなとは思ってたので、本当の黒幕がいたことについては納得なんですが、そもそも話についていけてないせいで”あー君だったのね”くらいのリアクションしかできませんでした。過去回想だけはちょっと面白かったですが。あと、2クール目に入ってから陽桜莉(CV:石見舞菜香)と瑠夏(CV:千菅春香)の主人公コンビの影が薄かったように思います。陽桜莉はまだしも瑠夏は何してたかすら思い出せない。サブキャラのほうがエピソードが充実してたまである、ぬか漬けとか。陽桜莉とお姉ちゃんとの話が軸なら、瑠夏の出番が少ないのはわかりますが、最終話ではお姉ちゃんのサポートのもとで陽桜莉と瑠夏で決着つけてましたしよくわからん。そもそも、最終話はあれで全部解決したのか?何がどうなったのかわからなかったゾ…。

 あと、設定の説明が少なく、視聴者を置いてけぼりにして話が進んでいくので世界観やシステムをちゃんと理解できなかったです。結局のところ、想いが強い方が勝ちってことでいいんですかね。シャーマンファイトかな?あと、全体的に緊張感がなさすぎて事の重大さがわからなかったのも話についていけなかった大きな要因になってる気がします。敵を倒したみたいな事件に対する明確な区切りがあるならいいんですが、この作品の場合事が解決していないのに急に平和な日常シーンが始まるので”そんなことしてていいの?”と思わずにはいられませんでした。女の子しか出てこないアニメなので、女の子同士でイチャイチャしてるシーンを入れないといけないのはわかりますが、もっとタイミングがあったんじゃないか?メリハリがないとそりゃ話についていけなくもなるよ。

 ゲームの販促アニメなわけですが、これで販促になったのかと言われるとうーん。可愛い女の子で売るにしても、この作画で可愛さを引き出せていたかと言われると怪しいですし、世界観もよくわかんないし。せめて1クールで簡潔にまとめててくれたら変わっていたかもしれない。

 

NIGHT HEAD 2041

 原作は1992年に放送されたドラマ。内容を見てそんなに古臭いとは思わなかったんですがストーリーは別物だったりするんですかね。この設定を実写のドラマで、しかも約30年前にやっていたというから驚きです。なんで30年後にアニメ化してるのかも謎ですが。ナイトヘッドと聞くと真っ先に思い出すのはポケモンの技ですが、この作品におけるNIGHT HEADとは人間の脳の使用されていない部分を指します。ここの部分を使って繰り出されるのが超能力ということらしい。

 アニメで制作するうえで一番力を入れるであろう超能力による戦闘はかなり良かったんじゃないかと思います。CGも綺麗ですし、迫力も十分ありました。ただ、会話シーンが多すぎて戦闘シーンの尺がそんなになかったのでアニメーションであることを活かせていたかというと微妙なところ。もともと24話構成で書かれた脚本を12話に短縮したという背景があるので話をさっさと進めるためには会話パートの比率を大きくせざるを得ないとは思いますがせっかくならもっとアクションシーンを見たかったよなあというお気持ち。

 ストーリーに関しては正直微妙なところ。霧原兄弟と黒木兄弟の対比がうまくできてなかったような感じがします。そのせいか、終盤の共闘シーンの盛り上がりもイマイチになってました。もっとがっつり匂わせていってくれてもよかったのになあ。あと、後半が駆け足すぎていきなり設定や物語の核心がポンポン出てきてビビってました。急にいろいろ明らかになりすぎなんだよな。うまく飲み込み切れないまま最終話を迎えてしまい、ほーんって感じで終わっちゃいました。まあ、最後もだいぶ雰囲気で誤魔化してた感が否めないですが。かといって2クールかけてやるほど話を膨らませられるかと言われると正直怪しいのでこれくらいは許容すべきなのかもしれませんね。

 ところで、このアニメが放送された+Ultra枠はちょっと前までネトフリ独占だったのが、完全にFOD独占になりましたね。FOD独占って話題性皆無になる気がするんですけどどうなんでしょう。意外とアニメ好きな人でも加入してたりするんかな。秋の+Ultra枠であるマブラヴオルタネイティブは反感を買ったのか1週間限定でGYAOでも配信することになってましたしやっぱFOD独占って悪手なのでは?

 

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ 外伝 2nd Season

 2期が始まる前に1期の総集編をやってくれていたので見たんですが、総集編だけ見ると結構面白いんじゃないかと思ったんですよね。わざわざこんなことを書いてるということは1期はつまらなかったということなんですが。で、ワンチャンにかけて2期を見始めたら1話は面白かったんですよね。なぜなら、まどマギのキャラしか出てこなかったから。まどマギ2期が始まったのかと思って驚いたゾ…。まあ、2話からマギレコ2期が始まっておもんなくなるんですが…。

 このアニメは他と違って戦闘作画に全振りしてくれています。戦闘作画だけ見ると神アニメじゃないかと錯覚してしまうくらいに。動きすぎて逆に何が起こっているかわからないことあるけど。ただ、戦闘作画に全振りしたせいか後半の平常時の作画が怪しくなっていました。まあ、見せ場の作画が崩れるよりも全然いいんですけどね。

 話のほうは、んにゃぴ…よくわかんなかったです。2期ではまどマギのメンバーも出てきていましたが、出す必要あったか?ファンサなのかもしれないですけど、わざわざ登場させる必要性を感じませんでした。マミさん(CV:水橋かおり)の扱いとか普通にかわいそうだよな。この作品はキャラを楽しむタイプのアニメだとは思うので、キャラに愛着を持てるかどうかで面白さが変わるタイプのアニメだと思うので、キャラに魅力を感じなかった時点でぼくには合っていなかったんだろうな。ストーリーもキャラを魅せるためのストーリーって感じですしね。

 年末に続きがやるらしいので一応見ようと思います。2期が覚醒前夜らしいのでもしかしたらここから覚醒するのかもしれないので。それにしても、いろは(CV:麻倉もも)の衣装えっちすぎるよな。透けてる服ほんますこ。

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なんか不安になる表情してる

 

ぶらどらぶ

 勢いだけで勝負を仕掛けてくるタイプのギャグアニメ。「ここでこんなことしたらおもろいやろなあ(ニチャァ…)」ってのがいたるところから伝わってきます。それ自体は別にいいんですけど、わりと早い段階でネタ切れを起こしたのか同じような話しかしなくなってだれちゃったのが残念ポイント。後半とかずっと演劇とかドラマっぽい話ばっかしてなかったか?監督の趣味なんだろうけどそんな全面的に押し出されてもなあ。

 序盤は貢(CV:佐倉綾音)とマイ(CV:日高里菜)の絡みであったり、血比呂先生の暴挙であったりとキャラクターの個性を楽しみつつ、暴走気味のギャグで笑ったりしていたんですが、後半は前半が嘘だったかのようにわけのわからない話を始めて困惑していました。吸血鬼とか献血部の要素はどこへ行ってしまったんだ…?制作陣的には本当にやりたかったのは後半の話なんでしょうけど、それはただの公開オナニーなのでは?これで内容が面白ければいいんですけど、明らかに前半のほうが面白かったんだよなあ。キャラクターの個性も死んでましたし、明らかにこのアニメでやることではなかったですね。前半のノリで駆け抜けていってくれたら面白かったかもしれないと思いつつ、それはそれでガス欠を起こしてたと思うので難しいところ。15分アニメだったらちょうどよかった説ある?あと、このアニメCMを挟まないんですが、逆にそのせいで余計にだれてた感はありますね。暗転って大事なんですね。

 ところで、この作品OPが2種類あるんですが皆さんはどっちが好きですか?ぼくはWhere you areのほうが好きです。2曲とも雰囲気とか全然違っていて、こういう試みもありかもしれないと思いました。あと、途中でよくわからんVTuberとコラボしてましたけどああいうのやめて欲しい。OPが一番いいアニメでOP潰してどうするんだ?こういう政治的なディレクションはしらけるだけなんだよなあ。

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どうでもいいけどマイのキャラデザはかなりすこ。ちなみに個人的には吸血鬼は銀髪のほうが好きです。男性吸血鬼だと銀髪多いんですけどね

 

D_CIDE TRAUMEREI THE ANIMATION

 ソシャゲ原作アニメ。アニメ放送終了とほぼ同時にリリースされたので完全に宣伝用アニメですね。ちなみにアニメ版の主人公とゲーム版の主人公は違うらしい。いつものソシャゲアニメって感じ。まあ、主人公変えないとストーリー同じになっちゃうから仕方ないとはいえ、だいたいこういうのってストーリーや設定よりもキャラクターが好きになったかどうかでそのソシャゲやるかどうか決めそうなものなのになあというのをいつも思うんですけどどうなんでしょう?

 バトル描写もあるんですがそっちはおまけ程度で、どちらかというとストーリーをみせるのに重きを置いていた感じです。ただ、そのストーリーしょーもなかったんですけどね。まず、キャラの行動原理がよくわからない。敵の目の前で喧嘩したり、裏切った友人とすぐに協力しあったりなどまあ滅茶苦茶。学生らしい未熟さみたいなのを出したかったのかもしれませんが、これのせいでキャラに愛着が湧かなかったので逆効果だったと思うんだよな。あと、兄貴の話や黒幕の話、裏切り展開みたいなのって伏線だったりそれまでの積み重ねがあってインパクトがでかくなるのにそういうのなしでいきなりポンと出して終わりみたいなことをされてもなんも面白くないんだよな。最後もよくわかんないまま終わったし結局何がしたかったのかわかんなかったです。ストーリーは正直ダメでしたが戦闘シーンはよかったと思います。強いて言えばキャラごとに必殺技みたいなのが欲しかったですけど、キャラ魅力が死んでるのでそれ以前の問題だったわ。

 一つ評価するポイントがあるとすれば伊吹咲(CV:高野麻里佳)の衣装がえっちだったという点。私服も戦闘衣装もスケスケでえっちポイントが高かった。特に戦闘衣装は下乳のインパクトもあってなかなかの破壊力でした。

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私服。これには後ろのママもビックリ

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戦闘衣装。下乳から股にかけてがえちえち

あと、CV伊藤彩沙ツインテキャラを見ると市ヶ谷有咲を想起してしまう病気にかかってるんですけどこれって不治の病ですか?

 

SCARLET NEXUS

 超脳力で人類を脅かす怪異と戦う話なんですけど、怪異と戦ってた記憶があまりない。それよりも人間同士で争ってるシーンのほうが印象に残っています。結局主人公たちは何のために誰と戦っているのかよくわからずに見てました。これはぼくがちゃんと話を聞いてなかっただけなのか、そもそも劇中の説明不足なのかはわかりません。

 ユイト(CV:榎木淳弥)とカサネ(CV:瀬戸麻沙美)のダブル主人公みたいな感じなんですけど、義姉が怪異にされたカサネのほうはともかく、ユイトにあまり主人公感を感じられないっていうのが率直な感想。しかも、未来のユイトの発言を信じるならユイトが今いなくなれば問題が解決しそうっていうのもユイトの存在意義を潰しにかかってる感じがします。今のところ主人公っぽいムーブが皆無なのでそろそろカッコいいところを見せて欲しい。キャラパだけで言ったら他のパーティメンバーに負けてますし。

 話の内容は最終目標がよくわからないせいで今何しているのかもよくわからないまま見ていました。伏線撒いてるわりには全然回収しないなとは思っていたんですが、2クール目があるなら納得。というか2クール目に入ってやっと話が動きだしそうな感じなので今後の展開に期待したいと思います。1クール目だけだと正直微妙だと思っています。

 どうでもいい話なんですけど、ユイトの髪型を見てバンドリの美竹蘭を思い出したのは僕だけではないはず。美竹蘭♂。

 

ショート

戦乙女の食卓Ⅱ

 1期の「ピピピピピザピザ サマービーチバーベキュー」のフレーズが未だに脳内にこびりついているわけですが、2期は1期と比べて結構シリアスよりに作っていた印象を受けました。ショートアニメで重めの話をやるのはどうなんだ?というのは置いておくとして、扱っている料理もニッチなものばかりになってました。1期の頃はピザトーストとかシチュー、餃子、おむすびなど食卓感がありましたが、2期ではタパス*3ナチョス*4みたいな異国の見たことない料理や桜酒みたいな食卓要素皆無なものが多く、もはやタイトル詐欺なのではないかと思わなくもない。まあ、衛宮さんちの今日のごはんみたいなのを期待してしまうぼく側にも落ち度がある気はしますが。

 当然、原作のソシャゲはやったことなくキャラクターへの知識は皆無なので、雰囲気だけで楽しんでいましたが、そうなると1期の序盤みたいな家庭的なほっこりする話のほうが楽しめるなあという感じ。これに関しては原作やってる人が楽しめてればいいんですけどね。

 

C

ゲッターロボ アーク

 ロボアニメ。内容を全然理解できなかったのはぼくがゲッターロボシリーズ初見だからですかね?何もわかんなかったから感想の書きようもないです。

 

Sonny Boy

 今季意味が分からなかったアニメランキング第1位。作画や音楽はよかったんですけど、ストーリーが終始意味不明だった。世間的な評価はそこまで悪くないので、考察することを放棄せずにちゃんと見ていたらもしかしたら面白かったのかもしれない。やっぱちゃんと考察サイトを覗きに行くべきなんかなあ。

 多分、長良(CV:市川蒼)の成長物語という認識で間違ってはないと思うんですけど、最終的にせっかく頑張って救ったヒロインがNTRれてて草生えた。これでよかったのか?

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このあとのEDもめっちゃ悲壮感漂う歌い方で草だった

 序盤でわちゃわちゃしてたせいで話についていけなくなったんですけど、最終的にキーになってくるキャラは数人しかいなかったので最初からそいつらだけに注目してたら話についていけたのかなと思わなくもない。というかクラスメイト必要だったか?あと、メインヒロインは希(CV:大西沙織)だと思うんですけど、瑞穂(CV:悠木碧)のほうが目立ってた感ある。正直、途中から瑞穂のほうばかり注目してたのでいきなり希が退場した時はびっくりしたゾ…。

 ぼくのアニメ視聴スタイル的にじっくり考察しながら見るアニメは相性が悪いのかなと思ったりもしてるんですが、このアニメを100%理解して視聴していた人はいるのだろうか?やっぱぼくは脳みそからっぽで見れるアニメしか楽しめない人間なのかもな。

 

ショート

俺、つしま

 スーパーアニメイズム枠のおしり。2クール前に同じ枠で犬と猫がやってましたが、内容的には犬と猫の劣化って感じでした。どちらも猫のふてぶてしい感じが描かれていますが、犬と猫では犬との対比があって面白くなってましたし、可愛げのあるシーンもありましたが、こっちはそういう描写もなく。イマイチ楽しみ方がわからないアニメでした。ぼくが知らないだけで、猫ってこういうところが可愛らしいんですかね?ぼくには大塚明夫に猫の声をやらせるっていうだけの一発屋アニメにしか見えませんでした。

 

ダイナ荘びより(2クール目)

 ぽっこりーず系のショートアニメ。ちなみにこれは悪口です。感想は前クールで書いた通りです、面白くなかった。どうやったら面白くなっただろうかと考えた結果、オチがないのが致命的なんだろうなという結論になりました。ぽっこりーずもオチなかったしな。

 

放送途中

がんばれ同期ちゃん B

 9月中旬から唐突にAbemaで配信開始したショートアニメその1。Twitterで何回か見たことありましたが、ひたすらに同期ちゃん(CV:稗田寧々)がかわいいですね。

月曜日のたわわ2 B

 9月中旬から唐突にAbemaで配信開始したショートアニメ。1期の頃とちがって今は巨乳もいけるようになったので、今回は楽しめそうです。

 

番外編

Pokémon Evolutions S

 またポケモン公式が神アニメを作ってしまった。薄明の翼みたいなのというよりはジェネレーションズに近い感じですかね。ゲーム中のエピソードを主人公以外の視点から見られるということで往年のファンにとっては嬉しい内容となっています。薄明の翼といいユメノツボミといい最近の公式は「こういうのが見たかった!」と思わせてくれるようなアニメーションを提供してくれるので好き。自分ば本当にポケモンが好きなんだなって気付かせてくれるのがたまらない。少しはアニポケも見習ってくれ。

 剣盾編のメインはダンデとムゲンダイナ。ゲーム本編では無敵のチャンピオンとして描かれていたダンデの内面をがっつり描いていてかなり新鮮でした。サイドストーリーのあるべき姿って感じ。あと、ムゲンダイナ戦のアレンジがどちゃくそカッコよかった。

 SM(USUM)編は月輪の祭壇のシーン。CV茅野愛衣のリーリエいいっすねえ。リーリエとほしぐもちゃんの絡みがよかったのは言うまでもないですが、ネクロズマの恐ろしさも改めて実感しました。それと、主人公がめっちゃ主人公してた。他のキャラから見るとあんなにカッコよく映るんやな。あと、ネクロズマ戦のアレンジがどちゃくそカッコよかった。BGMアレンジ配信してくれねえかな。

 各地方1話ずつ制作してくれるらしいのであと6本もこのクオリティのポケモンアニメを見れると思うとワクワクせずにはいられません。しかも、DPライバル、ヒガナ、まいこはん、ピカブイ女主人公とこれまであまりスポットが当たってこなかったキャラクターのエピソードが見られるのでめっちゃ楽しみです。そうなんだよ、こういうのが見たかったんだよ。少しはアニポケも見習ってくれ。

 

☆ヒロインランキング

※エントリーは一作品につき二人まで

 

第5位

志野亜貴(CV:古賀葵)~ぼくたちのリメイク~

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 感想でも書いた通りぼくは河瀬川が好きなんですけど、流石にシノアキのパワーが強すぎるよなって感じ。結婚後の姿まで見せられたら敵わねえよ。大学時代と結婚後で印象が変わるのがいいですね。ほんと、卑しか女ばい。

 

 

第4位

清水明日海(CV:遠藤璃菜)~RE-MAIN~

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 妹キャラはお兄ちゃん大好き系よりはこれくらいの距離感が好き。家族愛程度がいいんですよね。兄のことを心配して部活中に上の空になったり、兄が優しさを見せて笑顔になったりと兄想いなところがいろんなシーンで見られてよかったです。

 

第3位

セリア・クレール(CV:藤田茜)~精霊幻想記~

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 かわいい。ちっちゃい年上ヒロインっていいですよね。序盤で一旦出番が終わりますが、最後に主人公によって結婚式から連れ去られるというおいしいところをかっさらってメインヒロインとしての風格を見せてくれました。

 

第2位

香炉野すてあ(CV:南條ひかる)~女神寮の寮母くん。~

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 かわいい。程よいツンデレ具合と一人称と内面のギャップがかわいさを演出していました。感想でも書きましたが主人公の初恋相手の髪型を真似するとかかわいすぎるでしょ。キャラデザも好みです。何よりおっぱいが小さいのがgood。

 

第1位

アリス(CV:真野あゆみ)~死神坊ちゃんと黒メイド

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 キャラパというよりはエピソードで全部持っていった感じがします。坊ちゃんとのやり取りが最高過ぎるんだよな。坊ちゃんの発言に対していちいち照れないのもいいんですよね。不意打ちを喰らったときの可愛さが増すんでね。

 

☆お気に入り楽曲 in 2021夏

 今季はいい曲が多かった印象があります。

Elder flower(Vo:大西亜玖璃)~精霊幻想記 ED~

不器用な強がりに歩幅を合わせ 寄り添いたいのずっとずっと

2000年代後半~2010年代前半っぽい感じがしてすこ。CMで聞いた1stシングルよりもこういう雰囲気の曲のほうが大西亜玖璃の声に合ってる気がする。

 

夜想曲(Vo:アリス(CV:真野あゆみ))~死神坊ちゃんと黒メイド ED~

ずっと隣で 時間さえ閉じ込めて 永遠を探せたらいいの

明るいOPがあってこそしっとりとしたEDが輝くと思うんだよな。アニメ版はサビのあとにFull版のラスサビが繋がってますが、その部分がめっちゃすこ。1番のサビのあとにいい感じに2番のサビやラスサビをくっつけてるやついいよね。

 

ピンキーフック(Vo:麻倉もも)~カノジョも彼女 ED~

交わすピンキーフック ルールに注意 振り向いて君にけん制のウインク

歌詞も曲調も歌声も可愛い。YouTubeにあがってるMVを見たら麻倉ももに恋してしまった。

 

Bloodlines~英雄の血統~(Vo:JAM Project)~ゲッターロボ アーク OP~

戦いの遺伝子は時代を超えて受け継いで行く 牙なき者の未来のために命をかけて戦え

かっこよすぎバロた。2番のサビの”宿命のライバルよ ここに集まり共に進もう 銀河に描く理想の色がたとえ異なっていても”が狂おしいほどすこ。

 

星の旅人(Vo:渡辺さらさ(CV:千本木彩花)/奈良田愛(CV:花守ゆみり))~かげきしょうじょ!! ED~

星座めぐり、星をたどり 果てのない旅 私たちは歩き始めた

かっこよすぎバロた。千本木彩花の実力を感じずにはいられない。実際に宝塚の曲を作ってる人が作詞作曲しただけあって雰囲気がピッタリ。

 

満月とシルエットの夜(Vo:坊ちゃん(CV:花江夏樹)&アリス(CV:真野あゆみ))~死神坊ちゃんと黒メイド OP~

触れたい 触れられない 抱きしめたい距離が もどかしい どうにかしたい こんなに恋しくて

ぼくは”アニメの主題歌はアニメの内容に沿った歌詞にして欲しい委員会”の副会長なんですが、こういう曲を待ってたんですよね。このアニメをよく表せてるだけでなく、OPだけでニヤニヤできるのがポイント高い。

 

 

他に買った曲たち

ああ人生に涙あり(Vo:巴(CV:佐倉綾音)、澪(CV:鬼頭明里))~月が導く異世界道中 特殊ED~

人生楽ありゃ苦もあるさ 涙のあとには虹も出る

愛のシュプリーム!(スーパーちょろゴンず ver.)(Vo:スーパーちょろゴンず)~小林さんちのメイドラゴンS OP(声優バージョン)~

受け取るすべてがまるでメッセージ 照らしていてよ 最後まで

Adieu(Vo:堀江由衣)~SHAMAN KING ED2~

扉の向こう側に 見たことない世界が待っている 涙の跡が 彼方へ続いてる

Dark spiral journey (feat.鈴華ゆう子)(Vo:Q-MHz (feat. 鈴華ゆう子))~ピーチボーイリバーサイド OP~

Dark spiral 夢か真か 自分で決めれば回り出す 

HELLO HORIZEN(Vo:水瀬いのり)~現実主義勇者の王国再建記 OP~

世界に求められる僕なんて どこにもいないと思ってたのに

101(Vo:三月のパンタシア)~魔法科高校の優等生 OP~

諦めそうな想いが 見えない炎になって 心を燃やしていくから

Fightin★Pose(Vo:小倉唯)~ジャヒー様はくじけない OP1~

Stand Up! 絶体絶命な日常を超えて 勝ち取りたい Special★Paradise

 

☆おわりに

 話題作に欠けるクールだったという印象です。どうせ全部見る勢としては話題作かどうかはあまり関係ないですけど、オタクたちの盛り上がりがないとちょっと寂しいですね。個人的にはつまらないアニメは少なかったかなという印象です。まあ、とびぬけて面白いアニメも少ないってことなんですが。

 これを書いてる頃には秋アニメの1話がほぼ出そろっていますが、期待できそうな作品が多いので楽しみです。まあ、ぼくが序盤面白いと思っていたアニメはだいたい失速するので、この期待はあてにならないんですが。

*1:なお、仲間を呼ぶショタは論外なので最初から考慮していません

*2:くくるには双子の姉がいたが出産の際に亡くなっている

*3:スペイン料理の前菜みたいなやつ

*4:チップスの上に肉とかを乗せて食べるテクス・メクス料理